生前整理とは?適切な進め方やメリット・進め方・時期などを徹底解説

生前整理をしたいけど何から作業すればいいのか分からない

友人や家族に生前整理について聞いたことがあるけどわざわざ作業する必要あるの?

生前整理って普通の整理整頓と何が違うのか分からない

上記のような生前整理に関する悩みや疑問を抱えていませんか?

生前整理の内容を理解せず何を準備してどのような進め方なのか知らずに作業してしまうと、後でやらなければよかった。と後悔するかもしれません。

本記事では、実際に感謝のお葬式として葬儀だけでなく、感謝の終活として生前整理の作業をしている弊社だからこそわかる、生前整理に関する内容を徹底解説。

生前整理が必要な理由・準備・やり方・メリットデメリット・作業時のポイント・注意点などを徹底解説するだけでなく、業者に依頼した方がいいのか、いつから作業すべきなのかもご紹介。

また、生前整理については記事だけでなく実際に電話・対面でプロにご相談することもできます。

少しでも生前整理について気になる方は、ぜひお問い合わせください。

感謝の終活 成城サロン
成城相談サロンの外観
成城相談サロンの内装

〒157-0066
東京都世田谷区成城2-15-6 イル・レガーロ成城1F
(成城学園前駅 徒歩4分)

GoogleMapで見る

営業時間
10:00~17:00 土日祝も営業
(事前予約いただければ上記時間外も対応いたします。)
※来店予約は必須ではありません。お気軽にお立ち寄りください。
お電話・ご希望の場所(施設・ご自宅など)への訪問でのご相談もお受けしております。

生前整理とは

生前整理とは、亡くなった後に整理をする遺品整理とは異なり、元気なうちに必要・不要な物を分けて整理整頓することです。物だけでなくデジタルデータや財産も対象です。ご本人が亡くなる前に整理整頓できるため遺族の負担が少なくなったり、必要・不要をご自身の判断で行えます。

生前整理が必要な理由

生前整理が必要な理由として遺品整理の負担を減らすことやご自身で整理することで気持ちの整理をすることができる、不要な物を売ることで老後の資金にすること、などが挙げられます。

それぞれ詳しく解説していきます。

遺品整理の負担を減らすことができる

生前整理をすることで遺品整理をする際の負担を軽減できます。

「別に遺品整理の時に全て作業すればいいのでは」と思うかもしれませんが、遺品整理は量によって1日では終わらず数日かかることも。

物をそれぞれ分けて、必要な物をどこに置くか、不要な物を売るのか捨てるのか、捨てる場合はそれぞれ種類を分けて捨てれるようにする、売る場合はどこで売るのか、お店で売る場合は持って行く必要もあり、想定以上の作業量です。

また、遺品整理の場合は持ち主に必要か不要であるかを聞くこともできなく、どのように整理すればいいのか迷ってしまうこともあります。

トラブルを事前に防ぐことができる

生前整理をすることで、相続のトラブルも事前に防ぐこともできます。

生前整理としての作業の中には物やデータの整理だけでなく、遺言書の作成などの相続に関連する作業もあるため、資産が多くトラブルになる可能性がある方には特におすすめですが、法律に関する内容も含まれていますので専門家に依頼しましょう。

不要な物を売り老後の資金にする

遺品整理の場合は不要物を売却してもそのお金は親族になりますが、生前整理をすれば売ったお金をそのままご自身の貯金や趣味などに利用することができます。

もし金や宝石など売ると高額になることが予想され、もう使う機会がない場合は先に整理をして売却するもの検討してみてください。

生前整理を始める時の準備

生前整理を個人で始める場合は、事前準備として不要物をまとめるためのビニール袋や、売る場合はお店に持って行くまで保管するための段ボールや箱の準備が必要です。

また、何年も開けてない箱や場所によっては埃が多い場合もあるため、マスクや手袋がもしあれば利用しましょう。

ただ、いきなり部屋全体の整理を始めてしまうと想定以上の作業で途中で疲れて辞めてしまうこともありますので、まずは身近な物から整理をはじめて見てはいかがでしょうか。

生前整理のやり方

具体的な生前整理のやり方としては、物・データ・財産の3つに分けてそれぞれ解説していきます。

物については以下のような流れで作業をするとやることが明確になります。

①身の回りの物や押入にしまってある物含めて、一度必要・不要・保留の3つに分ける
②不要な物を「売ることができる」「捨てる」の2つに分類分け
③売ることができるものはお店で査定するかご自身でフリマアプリなどで売るかを決めて作業する
④捨てる場合は住んでいる地域によって捨て方が異なるため、必ず確認して適切な捨て方をする
⑤保留の物は適宜家族に確認をして少しずつ必要・不要に分けて保留の物をなくす

その場では捨ててもいいのか、取っておく必要がある物なのか分からない場合があると思いますが、無理に捨てる必要はありませんのでまずは保留にしておきましょう。

今は不要でも後々必要になる物もありますので、基本的には絶対不要だと断定できるものを不要に分けてそれぞれ捨てるのか売るのかを決めておくと、捨てた後に後悔しなくなります。

データ

物だけでなくデジタルデータも生前整理の対象ですが、一度消してしまうと取り返しのつかないことになる可能性がありますので、優先度は高くありません。

万が一のことを考え、個人情報などが含まれているデータは必ず整理をする場合はデータを管理しているご本人が確認をしておき、無理に削除せずに本当に不要な物だけを消しましょう。

銀行の暗証番号や個人情報などが記載されていることもあるため、必ずデータの生前整理はご本人が作業する。

写真や動画などのデータは1つずつ確認をして消してもいいのか判断するのが賢明です。

財産

物やデータ以外に財産も整理の対象にはなりますが、財産などは相続に関連するため弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

遺言書の作成についても専門家の指示に従って書かなければ法的効力がなくなることもありますので、財産を整理する場合は個人で勝手に進めないようにしましょう。

生前整理のメリット・デメリット

生前整理のメリットやデメリットをそれぞれご紹介。

メリット

生前整理のメリットは、目的として先述した遺品整理の負担軽減や相続に関するトラブルの防止などがありますが、それ以外にもご自身の気持ちを家族に伝えることができることもメリットの1つです。

例えば家族のためにとっておいた物などがあったとしても、もし生前整理をしないで遺品整理をした場合、勝手に捨てたり売ってしまうかもしれません。

せっかく取っておいた物を売られたり、捨てたりされたら嫌ですよね。

人生は何があるかわかりません、後で伝えておこうと思っても分からないため、できるうちに早めに作業を進めて想いを伝えましょう。

デメリット

生前整理のデメリットは大きく2つあります。

作業量が多く負担がかかる

まずデメリットとして作業量の多さが挙げられます。

やはり何十年も生活をしていると物だけでも膨大な数があり、目に見えている物だけでなく押入やタンスの中なども含めて整理をしますので、肉体的な疲れが生じます。

2階や3階などの物を整理する場合は階段を利用するため腰を痛めたり怪我などのリスクもあります。

不要な物であっても一時的にためておく必要がある

生前整理をした際のデメリットとして、捨てる判断をした物をまとめたとしても一度ためておく必要があります。

住んでいる地域によって捨てれる物が日によって異なりますので、整理をして不要な物を全てその日に捨てることはできません。

そのため、一時的に捨てるものであっても部屋に置いておく必要がありスペースを確保しないといけません。

生前整理をする際のポイント

生前整理をする際のポイントとして、無理に捨てないようにする・思い出に浸らない・一度に全て終わらせなくても問題ない、ということが挙げられます。

無理に捨てないようにする

整理をする際に、今後絶対に利用することがない物や不要だと断定できる場合は捨てても問題ありませんが、本当は必要なのに謝って捨ててしまうと取り返しのつかないことになります。

断捨離も重要ですが、本当に捨てていい物だけに絞り捨ててもいいのか分からない物は保留にしておきましょう。

思い出に浸らない

押入にある物やタンスの中から出てくる物で、過去に旅行のお土産として買ったものや何かしらの記念で買った物などがあると思います。

その物を見て思い出に浸ったり家族と、整理をしている時に話してしまうと作業が中断してしまい、想定以上に時間がかかってしまうことも。

生前整理をする時は思い出には浸らずに必要・不要・保留に分けることを意識しましょう。

一度に全て終わらせなくても問題ない

一度作業をはじめたからには家の物全て整理しよう、と考えてしまい全ての物を整理すると膨大な時間と労力がかかります。

生前整理をして部屋に不要物が散乱している状態で作業も中段することもできず、結局あんまり整理できずに終わってしまうこともあります。

一度に全て終わらせるのではなく、まずは身の回りの物にしたり、この部屋の物を今日は整理すると決めて少しずつ作業を進めていくと余裕をもって作業をすることができます。

生前整理の注意点

生前整理を始める際には必要な物を捨てないようにする・所有者の許可を得ないで捨てない・不法投棄をしない、などの注意点があります。

必要な物を捨てないようにする

物を整理する際に必要・不要・保留にそれぞれ分けますが、必ず必要な物は分かるようにして誤って捨てないようにしましょう。

特に貴重品や本来は売れるはずだった物までを捨ててしまわないように、大切に保管しておくことが重要です。

また、売れないと思っていた物が調べたら実は高額買取できるものだった、ということもあります。

ゲーム・フィギュアなども今では貴重な物として買った時よりも売値が何倍にもなっていることもありますので、不要だと判断しても念のため売れないか確認してからにしましょう。

所有者の許可を得ないで捨てない

足腰が痛くて家族の代わりに生前整理をする方もいると思いますが、必ず捨てる判断は物の所有者が決めましょう。

いらないと思っていたけど本当は必要な物だった場合、大きなトラブルになりかねません。

必ず不要に分けたものも所有者に全て確認をして本当に捨ててもいいのか判断しましょう。

不法投棄をしない

不要な物で売ることもできない場合は捨てるためにそれぞれ分別をしますが、住んでいる地域によって捨てれる物が曜日で変わったり、捨てれない物もあります。

その際に部屋が圧迫するからといって不法投棄はしてはいけません。

必ず各自治体のルールに従い、マナーを守ることが大切です。

部屋が不要な物で圧迫しないようにも、一度で全ての物を整理するんではなく少しずつ作業していきましょう。

生前整理を家族に手伝ってもらうようお願いする際のコツ

生前整理をしたいと思っても、実家の場合は家族がなかなか動いてくれないと、どの場所から整理していいか分からず作業できませんよね。

今回は家族に生前整理の説明する際のコツを2つ解説していきます。

家族にしてもらうだけでなくご自身も一緒に作業をする

家族に生前整理をしてほしいと言ってもなかなか動いてくれない場合、まずはご自身でできるところから整理を始めていきましょう。

整理していく中で家族の思い出の物があれば、それを不要物として捨ててもいいかは必ず家族みんなで決める必要がありますので、不要物の確認や必要・不要の仕分けなど一部お手伝いしていただけるかもしれません。

高額で売れることを説明する

例えば家にある物でもういらないと思っていた物も、実はフリマアプリや買取業者に依頼すれば高額になることを知れば家族のモチベーションも上がるかもしれません。

実際に生前整理をしていく中で高額で売れそうなものがあった場合、どのぐらいで売れるのか家族に話してみるもの試してみてはいかがでしょうか。

生前整理はいつから作業すべきなのか

生前整理をいつから始めた方がいいのか、時期についてですが基本的にいつでも問題ありませんが、できる限り元気なうちにはじめましょう。

20代から少しずつ不要な物を整理するのも大切ですし、いつからでも問題ありません。

むしろ老後に生前整理すればいいと思っていたとしても、体調不要や肉体的な衰えで必ずしも作業できるとは限りませんので、気づいた時に少しずつはじめていきましょう。

生前整理で業者に依頼する場合

足腰に痛みがあり作業ができない場合、物だけでも膨大な量で家族で整理することができない時は業者に依頼するのも検討しましょう。

業者であれば生前整理だけでなく以下のオプションも追加できる場合があります。

・不用品の回収や買取
・車やバイクなどの買取
・部屋の消臭除菌作業
・相続に関連する相談

オプションなので有料対応の場合がほとんどですが、個人で作業するよりも圧倒的なスピードで進めることができ、不用品の買取や回収もしてくれれば整理後の作業もほとんどありません。

費用については部屋の大きさや物の量などにもよって異なりますので、まずは一度お見積りをして納得できる金額であるのか確認しましょう。

悪徳業者の見分け方について

一部不当な金額で請求をしたり、聞いていた金額よりも実際に請求するような悪徳業者がいますので、注意が必要です。

見分け方としては、事前にお見積りを提示しないで契約させようとしたり、見積書に記載されている金額でどの範囲作業するか質問した時に明確に答えれない場合は気を付けましょう。

もしかしたら後から追加でオプションなどが勝手に入り追加費用でご請求される場合があります。

また、一般廃棄物処理業の許可があるか実際にホームページを閲覧して確認するのも一つの手です。

生前整理でよくある質問3選

生前整理でよくある質問を3つご紹介。

どれから生前整理を始めればいいのか

物・データ・財産の中からまずどれから作業をすればいいのかについてですが、基本的には物から始めていきましょう。

理由としてはまず物の場合は必要・不要・保留などそれぞれを分ける作業がありますので、すぐには捨てたり売ることはありません。

データについては簡単に消去することができてしまい、バックアップがなければ復元することもできず万が一必要な物を消してしまうと大変なことになってしまいます。

財産については相続に関連するため個人で作業することはできず、専門家に依頼して進めた方がトラブルが少なくなりますので、まずは物から整理していきましょう。

財産の整理は個人で作業してもいいのか

物ではなく生前整理で財産の作業をする場合は、基本的には個人では作業はしないで弁護士などの専門家に依頼しましょう。

業者に依頼する場合の費用相場について

一般的な相場としては以下を目安にしてみてください。

間取り1R・1K1DK1LDK2LDK
目安の費用30,000円~100,000円程度50,000円~150,000円程度100,000円~200,000円程度150,000円~250,000円程度

 

1Rといっても部屋の広さによって異なり、物の量でも金額が変動しますのであくまでも目安の金額です。

業者に依頼する場合は必ずお見積りを取り、細かく確認をしてどの範囲が作業対象なのか明確にしておきましょう。

記事全体のまとめ

本記事では、生前整理の適切な進め方やメリット・進め方・時期などを徹底解説しました。

生前整理をすることで部屋が綺麗になるだけでなく、精神的にもすっきりして老後に対して前向きになります。

人生なのがあるのか分かりませんので、早めのうちに生前整理をしてみてはいかがでしょうか。

本ページからの電話問い合わせ限定

最大5万円割引

タイトルとURLをコピーしました