遺品整理を始める際に、一軒家の場合はいくら費用がかかるのか相場を理解して、業者に依頼するか検討したいと思いませんか?
一軒家で遺品整理をする場合は、物の量や作業時間を鑑みてまず業者に依頼することを検討する方が多いですが、ある程度事前に金額を理解しておかないとトラブルになる可能性があります。
相場よりも著しく高い費用を見積りで提示された場合や、予想よりも高額で支払う費用がなくて結局依頼できないケースなど。
費用を予め理解しておくことで、避けれるトラブルや事前に費用を貯めておくことができます。
そこで、今回は一軒家で遺品整理を行う場合の費用はいくらなのか、自分自身で作業する場合と業者に依頼する費用を徹底解説。
費用を安く抑える方法や信頼できる業者の選び方などもご紹介しますので、一軒家で遺品整理をする予定がある方はぜひ最後まで読んでみてください。
また、本記事に記載していない遺品整理に関する悩みは、電話やサロンに来店していただくとプロに相談することができますので、お待ちしております。
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遺品整理の費用は一軒家でいくらなのか
一軒家を遺品整理する場合、自分自身で作業をする際の費用と業者に依頼をする費用で大きく異なります。
自分自身で作業をする
自分自身で作業をする場合は数万円~数十万円の範囲内に収まることが多いです。
業者に依頼しなくても不用品の回収や家電の処分やリサイクルなどに費用がかかりますので、物の量によって費用が増えます。
業者に依頼
業者に依頼する場合の費用は、数十万円から物の量が多いと100万円以上にもなります。
部屋の数が多い・物の量が多い場合は人件費や作業代が増えますので、想定よりも高くになることが多いです。
遺品整理にかかる費用の内訳
遺品整理にかかる費用の内訳は以下です。
- 作業費
- 運搬費
- 廃棄処分費
- オプション
作業費は作業人数や時間に基づいて計算され、どちらも増えればその分料金が上がり、日数が増えれば更に増加します。
運搬費は不用品の処分などにトラックを利用しますので、1台当たりの金額のため台数が増えればその分高くなります。
廃棄処分費としては、一般的なゴミや家電リサイクルをする必要がある物などを対応するため、それぞれに費用がかかり処分する品目や量によって金額が変動。
更に、オプションをつける場合は各オプションごとに費用が変わりますので、必ず業者に項目と費用は確認しておきましょう。
遺品整理の費用で一軒家でも安く抑える方法
安くても数十万円の費用がかかる一軒家の遺品整理ですが、以下のような方法で安く抑えることができます。
- できる範囲で事前に作業
- 価値のある物を売却
- 繁忙期を避ける
できる範囲で事前に作業する
遺品整理の作業費は作業時間・作業人数で決まりますので、事前にある程度不用品の仕分けを行うことで作業時間が減りますので、その分作業費が安くなります。
おそらく一軒家の場合は数日間の作業時間を確保する必要がありますので、そのうちの1日分を事前に作業しておけばかなり費用を抑えれます。
作業人数についても作業時間や物の量によって決まりますので、作業が少なければその分人件費も節約することができます。
また、家庭ごみなどご自身で捨てることができるごみも事前に作業しておけば、廃棄処分費用も減らすことができるかもしれません。
価値のある物を売却
遺品整理をする前に事前に貴金属・アクセサリーなどの高く売れそうな物があれば先に売ることで、実質的に費用を安くすることができます。
もちろん遺品整理をするまでは分からず、作業中に見つけた。ということも多いですので、もし依頼した業者が買取まで対応している場合はそのまま依頼することも一つの手です。
ただし、金やプラチナなどは日によって金額が変動しますので、見つけた日に売るのではなく金額を確認して高く売れそうな時に売却することをおすすめします。
ブランド品などの場合は日によっての変動は基本的にありませんので、見つけ次第不要であれば売り遺品整理の資金にしましょう。
繁忙期を避ける
業者やサービスの範囲によって異なりますが、年度末や春などは比較的遺品整理が忙しいシーズンのため、通常よりも高くなることもあります。
もちろん故人の方が賃貸などで早急に作業する必要がある場合は時期をずらすことはできませんが、一軒家の場合やそこまで遺品整理を急ぐ必要がない方はずらすことで、業者によっては安くなるかもしれません。
詳細な金額は業者にお問い合わせしてみましょう。
遺品整理で一軒家の場合は業者に依頼するべきか
一軒家で遺品整理を行う場合は、基本的に以下のような理由で業者に依頼することをおすすめします。
- 時間や労力を大幅に短縮することができる
- 価値のある遺品や貴重品の見逃しがなくなる
- 怪我や事故の危険性
時間や労力を大幅に短縮することができる
1Rや1Kなどの広さであれば、ご自身で作業をしても短時間で終わる可能性がありますが、一軒家の場合では数日~数週間かかることも。
また、大量の物の整理や処分などにも労力がかかります。
しかし、業者に頼めば必要な人員を確保して作業をするため、場合によっては1,2日で終わることもあり、ご自身で作業することはありませんので肉体的な疲弊もありません。
葬儀後に作業をする場合は、なかなか長期でお休みが取れない方も多いと思いますので、業者に依頼をすれば作業時間を大幅に短縮可能です。
価値ある遺品や貴重品の見逃しがなくなる
ブランド品などの比較的大きい物に関しては、ご自身で遺品整理の作業をする場合も見つかる可能性が高いですが、貴金属やアクセサリーなどの小物は見落としてしまうことも。
遺品整理の業者であれば複数人が対応しますので、見落としの可能性が格段に減ります。
また、一見不要な物と見えても実は高額で買取されている物の可能性があり、ご自身で作業する場合は捨ててしまうような物も、業者であれば取っておくかもしれません。
怪我や事故の危険性
特に2・3階などの物を玄関まで持って行く場合や大型の家具や家電を動かす際、滑ってしまい怪我や事故の危険性があります。
業者であれば遺品整理に必要な持ち物は事前に把握してあり、普段から遺品整理の作業を慣れているプロが大型の物は複数人で対応しますので安心です。
遺品整理をご自身で作業する場合の注意点
業者に依頼せずにご自身で作業する場合は、以下のような注意点があります。
- 必要な道具は事前に準備しておく
- 大きい物を移動する際は複数人で作業をする
- 余裕をもってスケジュールを決める
必要な道具は事前に準備しておく
遺品整理に必要な道具は事前に準備しておきましょう。
マスク・汚れても問題ない靴・テープ・軍手・脚立・段ボール箱・ゴミ袋など、遺品整理をする上で必要な物が多いです。
また、一軒家となると大きい物を移動するための台車や保護メガネ・安全靴などもあるとより安心して作業をすることができます。
大きい物を移動する際は複数人で作業をする
大型の家電や家具を移動する際は、必ず複数人で作業をしましょう。
1人で持てそうなものであっても、急に腰に負担がかかりぎっくり腰になることもあり、階段で荷物を移動する場合はかなり危険です。
また、万が一手を滑らせたら大きな怪我に繋がりますので、1人では作業せず大型の物は親族や友人に相談してみてはいかがでしょうか。
余裕をもってスケジュールを決める
一軒家の遺品整理は1・2日では終わりませんので、ある程度余裕をもってスケジュールを決めておくことをおすすめします。
過去に遺品整理の経験がある方はある程度予測してスケジュールを組むことができますが、初めての方は2,3週間はかかる前提で動くと無理しないで作業をすることができます。
遺品整理で業者に依頼する際の見極め方
遺品整理で業者に依頼する際、以下のような点を意識することで、ある程度優良業者を見極めることができます。
複数の業者に見積りを依頼
「家から近い」「格安で対応してくれる」という理由で業者を選ぶことが多いと思いますが、基本的には複数の業者に見積りを依頼しましょう。
特にはじめて遺品整理を依頼する方は、一軒家の遺品整理費用の相場を把握する必要があります。
遺品整理の費用は明確に決まっておらず、地域や不用品の量や作業時間・人件費などで計算して費用の見積りをします。
そのため、人によって金額が異なるため、一見想定よりも安い見積りを提示されても、実は他の業者の方が安い場合も。
見積りの費用を比較するためにも、複数の業者に見積りの依頼をすることが大切です。
口コミや評判の確認
実際に業者を依頼した方の口コミやSNSで感想を記載している方がいれば、確認するのも一つの手です。
というのも、格安を謳っている業者に依頼をしたけど、後から事前に説明がない高額費用が追加で請求された。ということがあります。
また、費用自体は想定内だけど対応の質や態度が悪かったり、実際の作業中に部屋の家具や床などを傷つけた、ということもあります。
もちろんわざとではないと思いますが、やはり高額な費用であるからこそ何かしらトラブルがあった際にも誠実な態度が望ましいですよね。
実際に依頼しないと分からない、実際の対応なども、口コミであれば分かります。
サービス内容や対応範囲の確認
見積りを提示された際は、費用だけでなくどの範囲の作業内容で、どのような計算でいくらなのかまで必ず把握しておきましょう。
優良業者であれば作業時間・人件費・作業内容など1つずつ費用が記載してあり、1円単位で見積りを提示してくれる場合が多いです。
何故わざわざ見積りの金額以外も確認するかといいますと、提示した見積り額とご請求書の費用が合わないことがあり、見積りは安くしてあとから追加で請求をする業者も一部存在します。
また、掃除は基本料金に含まれているのか、どの範囲までが見積もり額に含まれているのかも確認しておくことが大切です。
後から請求されるといったトラブルも防ぐためにも、詳細まで把握しておくことが大切です。
遺品整理の一軒家に関するよくある質問
一軒家で遺品整理を依頼する際のよくある質問を今回3つご紹介。
費用で100万円を超える場合があるのか
部屋・物の量が多い場合や特殊清掃が必要なケースでは、遺品整理の見積りで100万円を超えることはあります。
費用の数字自体ではなく、見積りを確認して適切な作業量・作業人数・トラック代・あればオプションの費用を確認して、問題がないか、多く費用を記載していないかが重要です。
また、孤独死などで特殊清掃が必要な場合は、部屋の広さや物の量は問わずかなり高額です。
特殊清掃の費用としては、清掃費用だけでなく汚染物の除去や有害物質の除去などがあります。
また、体液で解体などが必要になると更に追加料金が発生しますので、100万円以上の費用が発生することもあります。
何日ぐらいで作業が終わるのか
ご自身で一軒家の遺品整理をする場合は1週間以上かかることが多いですが、業者であれば1~2日で終わることが多いです。
状況によっては日数が増えることもあるため、見積もりをした際に質問してみることをおすすめします。
いつから遺品整理を始めればいい?
遺品整理を行う時期についてですが、賃貸の場合はなるべく早く作業をする必要がありますが、特に急ぐ必要がない場合は四十九日後や百日法要の後に始める方もいます。
特にインフラの契約やサブスクの解約をしないと、利用していないにも関わらず費用を支払う必要がありますので、早めに作業をしておきましょう。
ただ、相続放棄をする場合は遺品整理をしてはいけません。
遺品整理をしてしまうと、単純承認として相続を認めたことになってしまいますので、ご注意ください。
記事全体のまとめ
本記事では、一軒家で遺品整理を行う場合の費用はいくらなのか、自分自身で作業する場合と業者に依頼する費用や費用を安く抑える方法や信頼できる業者の選び方などもご紹介しました。
基本的には葬儀後などの作業が終わり次第作業することも多く、心身共に疲弊した状態のためなかなか想定よりも作業が進みません。
1R・1Kで普段から掃除や物の整理をしている場合はご自身でも作業をすることができるかもしれませんが、一軒家の場合はまず業者に依頼することを第一として動いてみてはいかがでしょうか。
遺品整理に関する相談やお悩みがありましたら、感謝のお葬式にお任せください。