遺品整理で買取できる遺品が出てきたときはどうすればいいのかご紹介

親族が亡くなり、遺品整理を進めるなかで「これは売れるかもしれない」と思う品が見つかることは珍しくありません。

しかし、いざ買取を考えたときに「何を基準に判断すれば良いのか」「どこに相談すべきか」など、悩みは尽きないものです。

この記事では、遺品整理の際に買取できる遺品の種類や価値の見極め方、依頼方法の違い、業者選びの注意点、そして買取のメリットまでを詳しく解説します。

事前に知っておくことで、金銭的な負担を減らし、大切な遺品を有効に活用する選択ができるようになります。

遺品整理をスムーズに進めるためにも、買取という選択肢を正しく理解し、後悔のない形で故人を偲ぶ時間をつくりましょう。

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(事前予約いただければ上記時間外も対応いたします。)
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お電話・ご希望の場所(施設・ご自宅など)への訪問でのご相談もお受けしております。

  1. 遺品整理で買取できる遺品とは何か?
    1. 買取対象になる主な品目一覧
      1. 金・貴金属、宝石・ジュエリー
      2. ブランド品
      3. 切手、古銭
      4. 骨董品、美術品
      5. カメラ
      6. お酒
      7. ゴルフクラブ、楽器
      8. その他
    2. 遺品の価値判断に迷ったときの基準
      1. 素材の価値
      2. 希少性と需要
      3. 作家やブランドの知名度
      4. 保存状態
      5. 付属品の有無
      6. 専門家による鑑定
    3. 買取不可の遺品の特徴と注意点
      1. 大型家具(一部を除く)
      2. 家電製品(特に古いもの)
      3. 介護ベッド
      4. 雛人形、五月人形(一部を除く)
      5. 仏壇
  2. 遺品整理で買取できる遺品が見つかったときの選択肢
    1. 専門の遺品買取業者に依頼する
    2. リサイクルショップで売却する
    3. フリマアプリやネットオークションで販売する
    4. 買取サービス付きの遺品整理業者に一括依頼する
    5. 家族・親族に譲る・形見分けを行う
  3. 遺品整理で買取を依頼する手順と流れ
    1. 買取前にやるべき仕分けと準備
      1. 必要な書類や貴重品の確認
      2. 相続人全員での話し合いと同意
      3. 相続財産の洗い出し
      4. 品物の簡単な清掃と付属品探し
    2. 査定の申し込み方法と注意点
    3. 訪問・宅配・店頭の買取形式の違い
      1. 店頭買取
      2. 宅配買取
      3. 出張買取
  4. 遺品整理で買取してもらうメリット
    1. 費用負担を軽減できる可能性がある
    2. 価値ある品を無駄にしないで済む
    3. 形見分けでは対応しきれない品にも活用できる
    4. 手放す決断がしやすくなる精神的効果
    5. 業者との交渉材料としても使える
  5. 遺品整理で買取業者を選ぶ際の注意点
    1. 信頼できる業者を見極めるポイント
      1. 古物商許可証を保有しているか
      2. 手数料や料金体系が明確か
      3. 買取品目に得意不得意があるか
      4. 口コミや評判
      5. 相見積もり
    2. 悪質な業者の見分け方と対策
      1. 不当な買取価格や高額な手数料
      2. 契約を急かす、強引な態度
      3. 頼んでいないものを勝手に処分する
      4. 連絡がつきにくい
  6. 遺品整理の買取に関するQ&A
    1. 古い品でも買取してもらえるの?
    2. 壊れていても売れる場合はある?
    3. 複数業者に見積もりを取っていいの?
  7. 記事全体のまとめ

遺品整理で買取できる遺品とは何か?

遺品整理を行う際、故人が残した品物の中には、処分するだけでなく買取によって現金化できるものがあります。

これは遺品整理の費用を補填したり、故人の大切にしていた品を次世代に引き継いだりする一つの方法です。

買取対象になる主な品目一覧

遺品整理で買取が期待できる品物は多岐にわたります。

金・貴金属、宝石・ジュエリー

素材そのものに価値があるため、古いものや状態が悪いものでも高く売れる可能性があります。

指輪、ネックレス、イヤリングのほか、金歯や金縁メガネなども対象となり得ます。

ダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイアといった宝石も高額買取の可能性が高い品物です。

ブランド品

時計、バッグ、財布、服、食器などが含まれます。

有名ブランドは中古市場での需要が高く、高値がつきやすい傾向があります。

切手、古銭

故人が収集していたものが高値で取引されることがあります。

希少価値の高い切手や古銭は高価買取の対象です。

骨董品、美術品

壺、花瓶、茶道具、書道具、絵画、掛け軸、刀剣などが該当します。

有名作家の作品や状態が良いものは高額査定となる可能性があります。

香木や古い掛け軸も価値が見込める場合があります。

カメラ

一眼レフや高級コンパクトデジタルカメラは中古市場で需要があり、モデルによっては高値がつくこともあります。

レンズや三脚などのパーツだけでも売却できる場合があります。

お酒

洋酒や年代物の日本酒は高値で買取されやすい品物です。

数量限定の希少価値が高いものは、ボトルを梱包していた箱だけでも買取対象となることがあります。

ゴルフクラブ、楽器

元々高価なものや人気のあるものは買取対象となります。

その他

以下のような商品も買取対象になることがあります。

  • テレホンカード
  • 金券
  • ミニカー、レゴ、フィギュア、プラモデル、超合金
  • 車・バイク
  • 比較的新しいまたは人気メーカーの家電
  • オーディオ製品

「こんなものが高額買取に!?」という品もあるため、安易に捨てずに価値があるか確認することが重要です。

遺品の価値判断に迷ったときの基準

遺品の価値判断に迷った場合は、いくつかの基準と専門家の助けを借りることができます。

素材の価値

金や貴金属は素材自体に価値があるため、デザインに関わらず重さで買取価格が決まることが多いです。

金の価格が高騰している時期は、数グラムでも高値で売れる可能性があります。

希少性と需要

限定品、絶版品、特定のコレクターに人気の高い品物は、希少価値が高く評価される傾向にあります。

特に古い切手や古銭、ビンテージのお酒、レトロ玩具などがこれに該当します。

作家やブランドの知名度

骨董品や美術品は有名作家の作品、ブランド品は人気ブランドのものが高く評価されます。

着物においても、伝統工芸品や作家ものは高値がつきやすいです。

保存状態

品物の状態は買取価格に大きく影響します。

傷や汚れ、サビなどが少ないほど高額査定の対象となります。

ただし、古銭や骨董品は自分で手入れすると逆に価値が下がる場合があるため、そのまま査定に出すのがおすすめです。

付属品の有無

箱、保証書、鑑定書、鑑別書、替栓、替えのコマ、証紙などの付属品が揃っていると、買取価格がアップする可能性が高いです。再販時に付属品が揃っている方が価値が高まるためです。

専門家による鑑定

骨董品や美術品、希少価値のあるコレクター品などは、専門的な知識がないと価値判断が難しい場合があります。

鑑定士のいる買取専門店や美術商に見てもらうことが推奨されます。

自分で価値が分からなくても処分せず、まずは査定を依頼してみるのが良いでしょう。

買取不可の遺品の特徴と注意点

高く売れそうに見えても、実は以下のような価格がつきにくい遺品も存在します。

  • 大型家具(一部を除く)
  • 家電製品(特に古いもの)
  • 介護ベッド
  • 雛人形、五月人形(一部を除く)
  • 仏壇

大型家具(一部を除く)

元値が安いものが多く高く売れにくい傾向がありますが、一部高級ブランド家具は比較的高く売れることがあります。

家電製品(特に古いもの)

使用年数によって買取価格が大きく変動し、3年以上使用したものは価格が大幅に安くなり、5年以上使用しているとほぼ価格がつかないことが多いです。

介護ベッド

元値は高いものの、使用期間が長い場合や状態が悪い場合は数千円程度にしかならないことが多いです。

雛人形、五月人形(一部を除く)

一般的なものや量産品には値段がつきにくいです。有名作家の作品や昭和20年代以前に作られたものなど、価値があるものもあります。

仏壇

故人の魂が宿ると考えられるため、再利用されることが通常なく、買取できないことが多いようです。金が多く使用されていても同様です。金メッキ加工の仏具も値がつきにくいです。

傷や汚れがひどいものや、付属品が不足しているものも、買取価格が下がったり、買取自体が難しくなったりする場合があります。

遺品整理で買取できる遺品が見つかったときの選択肢

遺品整理で価値のある品物が見つかった場合、いくつかの対応方法が考えられます。

遺品は単なる物品ではなく、故人の形見としての意味も持つため、独断で判断せず、関係者と話し合って決めることが大切です。

専門の遺品買取業者に依頼する

遺品整理品を扱う専門の買取業者は、金・貴金属、宝石、骨董品、ブランド品など、様々な品物の買取相場や価値に精通しています。

専門的な知識を持つ鑑定士が査定するため、市場価格に基づいた適正な、そして最も高い査定額を提示できる可能性が高いです。

遺品整理業者など他の業者と比較して、買取額を重視する場合におすすめの方法です。

出張買取や宅配買取といった便利な買取方法を選べる業者もあります。

リサイクルショップで売却する

リサイクルショップは衣類、食器、家具、家電など幅広いジャンルの品物を取り扱っており、気軽に利用しやすい点がメリットです。

多くの遺品を一度に持ち込めるため、処分の手間を減らすのに役立ちます。

ただし、専門知識が浅い場合があり、特に貴金属や高級ブランド品、骨董品など、専門的な鑑定が必要な品物については本来の価値より低い価格になる傾向があります。

ノーブランド品や比較的価値の低い品物を手軽に処分したい場合に適しています。

フリマアプリやネットオークションで販売する

買取業者で値がつかなかったものや、一般的にはゴミとして捨てられるような品物でも、フリマアプリやネットオークションでは買い手が見つかることがあります。

自分で希望価格を設定できるメリットもあります。

しかし、買い手が見つかるまで時間がかかる可能性があり、遺品整理を急ぐ場合には不向きです。

また、出品作業(写真撮影、説明文作成、梱包、発送)に手間がかかり、慣れていないと負担が大きい場合があります。

ネットオークションでは競売形式のため、必ずしも希望する価格で売れるとは限りません。出品前に取引相場を自分で調べる必要があります。

買取サービス付きの遺品整理業者に一括依頼する

遺品整理業者は、遺品の分別、貴重品捜索、不用品の回収・買取・廃棄、供養など、遺品整理に関わる作業全般を代行してくれるサービスです。

買取サービスを行っている業者であれば、遺品整理と同時に買取も依頼できるため、自分で価値のあるものを分別する手間が省けます。

買取対象とならない品物は回収も依頼でき、別の業者を手配する手間も省けます。

その場で査定・買取を行い、遺品整理費用から買取額を差し引いて精算できる場合もあります。

遺品整理は年間買取件数3,000件以上の買取実績があり、出張/査定費無料で専門スタッフが適正に査定をして高額買取を実現している感謝の遺品整理にお任せください!

家族・親族に譲る・形見分けを行う

遺品は故人の思い出や形見としての意味合いが強いため、処分や売却の前に、まず遺族や親族間で形見分けとして引き継ぐものがないか話し合うことが非常に重要です。

誰が何を形見分けとして引き継ぐか、価値のあるものが見つかった場合はどうするかなど、関係者全員で合意形成しておくことで、後々のトラブル(損害賠償請求など)を避けることができます。

故人の遺言書がある場合は、その内容を確認しておく必要もあります。

遺品整理で買取を依頼する手順と流れ

遺品整理で買取をスムーズに進めるためには、事前の準備と手順の理解が重要です。

買取前にやるべき仕分けと準備

遺品整理に着手する前に、以下のようないくつか確認しておくべき重要な点があります。

  • 必要な書類や貴重品の確認
  • 相続人全員での話し合いと同意
  • 相続財産の洗い出し
  • 品物の簡単な清掃と付属品探し

必要な書類や貴重品の確認

遺言書、通帳、印鑑、身分証明書、年金手帳、公共料金の請求書など、諸手続きに必要な書類や品物を誤って処分しないよう、先に探し出して分けておきましょう。

相続人全員での話し合いと同意

遺品の処分方法、買取に出すかどうか、どの業者に依頼するかなど、遺族や親族全員で事前に話し合い、同意を得ておくことが不可欠です。勝手に進めると後々トラブルになる可能性があります。

相続財産の洗い出し

資産だけでなく、借金や未払金などの負債も含め、故人の財産全体を把握しておくことが大切です。

遺品を処分する行為が「単純承認」とみなされ、後から多額の負債が見つかっても相続放棄ができなくなるリスクがあるためです。

品物の簡単な清掃と付属品探し

買取価格を少しでも高くするため、査定に出す前に品物のホコリや汚れを優しく拭き取っておきましょう。

ただし、古銭や骨董品は手入れによって価値が下がる可能性があるため、そのままの状態が良いです。

また、箱、保証書、鑑定書などの付属品を探し出して一緒に査定に出せるように準備しておきましょう。

査定の申し込み方法と注意点

買取業者への査定申し込みは、電話やウェブサイトのフォームから行えます。

LINEで写真を送るだけで概算査定を受けられるサービスもあります。

重要な注意点として、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが挙げられます。

業者によって査定基準や得意とする品目が異なるため、同じ品物でも査定額に差が出ることがあります。

いくつかの業者に見てもらうことで、相場を把握し、より納得のいく価格で売却できる可能性が高まります。

査定は無料で行われることが多く、査定額に納得できない場合は断っても構いません。

訪問・宅配・店頭の買取形式の違い

買取業者に依頼する場合、主に以下の3つの方法があります。

  • 店頭買取
  • 宅配買取
  • 出張買取

店頭買取

買取業者の店舗に直接品物を持ち込む方法です。

予約不要の場合が多く、その場で査定・現金化が可能です。

鑑定士に直接質問したり相談したりできる安心感がありますので、少量の場合や、自分で持ち運べる場合に便利です。

宅配買取

売りたい品物を梱包して業者に送る方法です。

送料が無料の業者や、梱包用の宅配キットを提供している業者もあります。

近くに店舗がない場合や、自宅での対応が難しい場合に便利ですが、査定結果が出るまで時間がかかり、キャンセル時の返送料は自己負担となる場合が多いです。

出張買取

買取業者の鑑定士が自宅を訪問し、その場で査定・買取を行う方法です。大型の家具や家電、量が多い遺品など、持ち運びが困難な場合に非常に便利です。

査定・現金化をその場で行えるメリットがあります。

ご自身の状況や売りたい品物の種類・量に合わせて、最適な方法を選びましょう。

遺品整理で買取してもらうメリット

遺品整理で買取サービスを利用することには、以下のようないくつかメリットがあります。

  • 費用負担を軽減できる可能性がある
  • 価値ある品を無駄にしないで済む
  • 形見分けでは対応しきれない品にも活用できる
  • 手放す決断がしやすくなる精神的効果
  • 業者との交渉材料としても使える

費用負担を軽減できる可能性がある

遺品整理には、不用品の処分費用や業者への依頼費用など、様々なコストがかかります。

買取によって得られた収入は、これらの費用に充てることができ、遺族の経済的な負担を軽減する可能性があります。

場合によっては、買取額が遺品整理にかかる費用を上回ることもあります。

価値ある品を無駄にしないで済む

故人が大切にしていた品物の中には、遺族にとっては不要でも、他の誰かにとっては価値のあるものが多く眠っています。

これらを単に処分するのではなく、買取に出すことで、品物が新しい持ち主の元で再び活用される機会が生まれます。

これにより、故人の品物を無駄にせず、有効活用できます。

形見分けでは対応しきれない品にも活用できる

遺族や親族間で形見分けを行った後も、多くの遺品が残ることが一般的です。

これらの品物の中で価値があるものは、買取に出すことで整理を進めることができます。

買取業者で値がつかない品物でも、フリマアプリなどを利用して新たな持ち主を見つけられる可能性もあります。

手放す決断がしやすくなる精神的効果

遺品整理は、故人との思い出と向き合う精神的に負担の大きい作業です。

思い出の詰まった品物を手放すのは辛いことですが、買取を通じて品物が新たな持ち主に大切に使われることを知ることで、手放す決断が少し楽になる場合があります。

これは遺族の心のケアにもつながると言えます。

業者との交渉材料としても使える

遺品整理業者に依頼する場合、買取サービスを同時に利用することで、買取金額を遺品整理の費用から差し引いてもらえる場合があります。

これにより、最終的に支払う費用を抑えることが可能です。

これは直接的な交渉とは異なりますが、買取サービスを依頼することで、遺品整理費用全体の負担を軽減できるという点で有効です。

遺品整理で買取業者を選ぶ際の注意点

遺品整理を依頼する時期は、多くの場合、精神的・体力的に負担が大きい時期と重なります。

そのため、業者選びがおろそかになり、後々トラブルになるケースも少なくありません。

慎重に業者を選ぶことが重要です。

信頼できる業者を見極めるポイント

信頼できる遺品買取業者を選ぶためには、以下の点を確認しましょう。

  • 古物商許可証を保有しているか
  • 手数料や料金体系が明確か
  • 買取品目に得意不得意があるか
  • 口コミや評判
  • 相見積もり

古物商許可証を保有しているか

物品の買取を行うためには、都道府県公安委員会から古物商許可を得ている必要があります。

許可を得ている業者は信頼性が高いと言えます。

手数料や料金体系が明確か

査定料、出張料、キャンセル料などの手数料が明確に提示されているか確認しましょう。

不透明な費用を請求する業者には注意が必要です。

買取品目に得意不得意があるか

特定の品目(例:骨董品、ブランド品など)の買取を強みとしている業者や、幅広い品物に対応している業者などがあります。

売りたい品物に合わせて、適切な専門知識を持つ業者を選びましょう。

口コミや評判

インターネット上の口コミや評判を確認するのも有効です。

過去の利用者の声は、業者の対応や信頼性を判断する上で参考になります。

相見積もり

複数の業者から見積もりを取り、サービス内容や価格を比較検討することが最も重要です。

これにより、適正価格を把握し、不当に安く買い叩かれるリスクを減らせます。

悪質な業者の見分け方と対策

残念ながら、遺品整理や買取に関する悪質な業者も存在します。

不当な買取価格や高額な手数料

相場より著しく低い価格での買取を強要したり、不当に高い手数料を請求したりする業者がいます。相見積もりを取ることで、こうした不当な価格を見抜くことができます。

契約を急かす、強引な態度

その場で契約を迫ったり、強引な態度をとったりする業者には注意が必要です。

冷静に判断するため、即決せず検討する時間を取りましょう。

頼んでいないものを勝手に処分する

遺族の同意なく遺品を処分してしまうトラブルも報告されています。

事前に遺族間でしっかり話し合い、残すもの、売るもの、処分するものを明確にしておくことが重要です。

連絡がつきにくい

問い合わせや見積もり後の連絡が遅い、電話がつながりにくいといった業者も要注意です。

対策としては、複数の業者から見積もりを取り比較すること、契約内容をしっかり確認すること、そして業者選びは焦らず慎重に行うことが挙げられます。

遺品整理の買取に関するQ&A

遺品整理で買取を考える際によく寄せられる質問とその回答をまとめました。

古い品でも買取してもらえるの?

古い品でも買取してもらえる可能性は十分にあります。

品物の種類によりますが、年代が古いこと自体が価値となる場合が多くあります。

例えば、金や貴金属は素材そのものに価値があるため、古くても買取可能です。

骨董品や美術品、古銭、切手、古いブランド品、ビンテージのお酒などは、年代物であることや希少性から高値がつくこともあります。

特に古書や絶版コミック、レトロ玩具などもコレクターにとっては価値が高い場合があります。

一方で、家電やゴルフ用品、車、バイクなどは新しいモデルほど価値が高く、年数が経つと価値が下がる傾向があります。

古いからと諦めず、まずは専門知識のある買取業者に査定を依頼してみるのがおすすめです。

壊れていても売れる場合はある?

壊れていたり状態が悪かったりしても売れるケースはあります。

例えば、金や貴金属は素材の価値で判断されるため、アクセサリーとして壊れていてもグラム単位で買取可能です。

買取業者によっては、汚れや破損がある品物も買取対象としている場合があります。

ただし、品物の種類や状態によっては、傷や汚れがあると買取価格が下がったり、買取自体が難しくなったりします。

特に骨董品や美術品、ブランド品は状態が重要です。

自分で修理しようとすると、かえって価値を損ねる可能性もあるため、お手入れの仕方が分からない場合や壊れている場合は、そのままの状態で査定に出すのが推奨されます。

複数業者に見積もりを取っていいの?

複数の業者に見積もりを取ることは非常に推奨されています。

買取業者によって査定基準や得意な品目が異なるため、提示される買取価格に差が出ることがよくあります。

複数の業者から見積もりを取ることで、お手持ちの遺品の市場価値の相場を把握でき、最も高い価格を提示してくれた業者や、対応の良い信頼できる業者を選ぶことができます。

査定は無料で行われることがほとんどであり、査定額に納得できなければ断っても問題ありません。

損をせず、納得のいく形で遺品を整理するためにも、ぜひ複数の業者に相談してみましょう。

記事全体のまとめ

遺品整理は、故人を偲びながら故人の人生と向き合う大切な時間です。

その過程で出てくる多くの遺品の中には、処分するだけでなく、買取によって価値を見出せる品物もたくさんあります。

これらの品物は、遺品整理にかかる費用の助けとなるだけでなく、故人が大切にしていたものを次世代に引き継ぎ、無駄にしないための有効な手段でもあります。

しかし、遺品は単なるモノではなく、故人の思い出や形見としての意味合いも強く持ちます。

そのため、買取や処分を進めるにあたっては、必ず遺族や親族全員で十分に話し合い、同意を得てから進めることが何よりも重要です。

相続財産を事前に把握しておくことも、予期せぬトラブル(特に負債の相続)を防ぐために不可欠です。

買取を依頼する際は、不当な取引やトラブルを避けるためにも、信頼できる業者を慎重に選ぶことが大切です。

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