生前整理の業者は?選び方・費用相場や利用する利点・注意点も解説

「両親が高齢になってきた」「これからの人生のために必要なものを整理しておきたい」など、様々な理由で生前整理を考える方も増えてきています。

生前整理の必要性は理解しているものの、実際の作業は時間と体力を要するため、業者に作業を依頼したいと考える方も多いのではないでしょうか?

業者に依頼するにあたって、費用や選ぶ際のポイントなども事前に抑えておきたいところです。

ここでは、生前整理の業者について、選び方と費用相場、利用する利点・注意点について徹底解説していきます。

この記事を最後まで読めば、生前整理を進める際、業者利用のメリットや注意点を理解した上で、実際に業者を利用するべきか判断できるようになるでしょう。

また、業者利用を決めた場合も、不安なく業者選定・手配を進められることが重要です。

本記事ではまず、生前整理の業者とサービス内容の種類について解説します。

次に業者を使用するメリット・デメリット、注意点を把握し、実際に利用する場合の費用相場と手配方法についても抑えていきましょう。

やることが多く億劫になりがちな生前整理。業者利用という選択肢も検討して進めていくことで、前向きに作業を進めていくことができるようになりますので、是非最後まで読み実践してみてください。

また、生前整理に関する相談は記事だけでなく電話やサロンに来店していただくことで、その場で記事以外の内容も相談することができます。

感謝の終活 成城サロン
成城相談サロンの外観
成城相談サロンの内装

〒157-0066
東京都世田谷区成城2-15-6 イル・レガーロ成城1F
(成城学園前駅 徒歩4分)

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営業時間
10:00~17:00 土日祝も営業
(事前予約いただければ上記時間外も対応いたします。)
※来店予約は必須ではありません。お気軽にお立ち寄りください。
お電話・ご希望の場所(施設・ご自宅など)への訪問でのご相談もお受けしております。

生前整理の業者の種類

始めに生前整理の業者の種類を理解しておきましょう。

生前整理の専門家 (片付けアドバイザー、生前整理アドバイザー)

生前整理の専門家に相談しながら作業を進めていく形です。

この場合、専門家が自宅を訪問し状況を確認して依頼者にアドバイスをしながら、実際の作業は本人が行う形となります。

始め方が分からない、物の要否に迷っているなど悩みを抱えている場合は、個人に合った最適な進め方のアドバイスをもらえるため、まずは専門家に相談するのもおすすめです。

生前整理業者 (遺品整理業者、不用品回収業者)

物や家財などの身の回りの整理をし、不用品に関しては回収も行ってくれる業者のことを指します。

基本的に生前整理業者はこの形態を取っており、生前整理サービスというと遺品整理や不用品回収を行う業者を指すことが多いようです。

生前整理業者は物の整理だけではなく、資産の管理時に作成する財産目録の作成方法や、エンディングノートに関する相談にも乗ってくれるところもあります。

不用品買い取り業者

整理をしていく過程で不要と判断したものに関して、査定や買い取りをしてくれる業者です。

まだ使えるものは買い取ってもらえますが、廃棄するものは場合によっては別途処分費用がかかることもあるので注意しましょう。

生前整理業者のサービス内容

生前整理の作業は、物・資産・データの整理、その際に作成する財産目録や遺言書など多岐に渡ります。

生前整理業者のサービス内容を把握した上で、どのポイントを業者に依頼するか考えていきましょう。

生前整理の進め方・内容については、別の記事でご紹介していますので是非読んでみてください。

生活用品・家財の整理

生前整理をする上で一番負担となってくるのが、生活用品や家財の整理です。

業者は依頼主と相談をしながら、部屋の中の物を必要品・不用品に分け、片付けていきます。

必要品は整頓された状態で保管し、不要品は買い取りや廃棄処分となるのが通常の流れです。

不用品は買取り品と廃棄処分するものに適切に分け、買取り可能なものは適切な価格で査定します。

処分するものは、分別ルールに従いトラブルにならぬよう廃棄します。

不用品は業者に処理を依頼することで、廃棄方法の悩みなく、更には買取りによる収益を出して整理することができるためおすすめです。

デジタルデータの整理

スマートフォンのデータやSNSアカウントなどの情報も生前整理の対象となるため、依頼することが可能です。

スマートフォンやパソコンなどのデバイス上の情報の整理やバックアップ、メールやSNSアカウントのログイン情報やパスワードの整理、不要なアカウントの削除も行うことができます。

ただし、デジタルデータの整理は個人情報が含まれていることがあるため、対応していない場合もあります。有料ではあるものの、依頼すれば対応してくれる場合もありますので、「生前整理業者への依頼方法・進め方」もご参照ください。

デジタルデータの整理については有料オプションの場合があるため事前に確認

ただしデジタルデータは、一度削除してしまうと後戻りができなかったり、業者にも見られたくない情報もあるため、依頼者本人の事前の確認を怠らないようにしましょう。

財産目録・エンディングノートの作成

身の回りの物、デジタルデータの他に、資産の管理も生前整理の一つの作業となります。

資産の管理にはまず財産目録の作成から行い、預貯金・不動産・有価証券・貴金属・車などを記載していきますが、業者はこの目録を適切に作成することができます。

また、家族に向け自分の死後の希望を書き記す、エンディングノート作成のサポートを行っている業者も存在します。

エンディングノート作成の知識や手続きにも精通しているため、サービスの有無を確認し相談してみてもいいかもしれません。

生前整理だけでなく、エンディングノート作成の知識や手続きなどの終活関連にも精通している業者を選定すれば、ご自身で一から作成していく際も安心です。

エンディングノートは法的効力を持つ遺言書ではないため、相続でのトラブルを避けるためには、法律の専門家(公証人)と相談しながら作成する「公正証書遺言」がおすすめですが、遺言書の作成にあたっても業者が相談に乗ってくれる場合もあります。

生前整理の業者使用のメリット・デメリット

生前整理の業者を使用することによるメリットとデメリットについても把握しておきましょう。

メリット

生前整理を業者に依頼するメリットは、時間と体力をセーブできることです。

生前整理の作業は、上述の通り多岐に渡ります。通常作業の他にも「引越し」や「不動産売却」などの生前形見分けを行う場合がありますが、こうした一人では抱えきれない作業も業者が代行してくれる場合があります。

老人ホームへの引っ越しや入院など整理を急ぐ場合にも、業者を使用することで作業時間を大幅に短縮することができます。

だいたいの目安として、1K程度の間取りであれば約2-3時間で作業が終わることが多いです。

また、生前整理する場所から家が遠いと移動するだけでも体力が奪われてしまい、作業が進まないケースも多いでしょう。

その点業者を使用することで、部屋や物の整理だけでも進めてもらえれば、体力を温存し作業全体の効率を上げることができます。

デメリット

一方でデメリットは、自分で行う場合に比べ費用がかかることです。

各間取り・作業員ごとの費用相場は後ほどお伝えしますが、1人暮らしの1K程度の広さであれば5〜8万円、ファミリー向けの3LDKであれば20〜50万円かかることもあるようです。

生前整理の業者を使用する際の注意点

生前整理の業者を使用する際、以下の点に注意しましょう。

必要な資格を所有しているかに注意

業者が必要な資格を有しているかを確認しましょう。許可を持たない事業者による作業は法律違反に当たる可能性があるためです。

まず必要な資格として「一般廃棄物収集運搬許可証」の有無を確認します。

他にも、不用品の買取りを依頼する場合には「古物商許可」が必要となり、「古物商許認可番号」の公開もしているか確認が必要です。

業者自身が廃棄物を運搬する場合は「家庭系一般廃棄物収集運搬許可」、許可の下りたナンバーの貨物車を使用するなどの条件があります。

作業実績や口コミに注意

業者についての調査も重要な注意点です。

ホームページ上に会社の所在地、代表者氏名、一般廃棄物収集運搬許可証の有無の記載があるかを確認。

作業実績や口コミ、作業前後の写真なども掲載されているとより安心です。

ホームページだけでは判断がつかない場合、電話や直接訪問することもおすすめします。

応対時の態度が悪かったり、事務所が整理整頓されていなかったりする場合は注意が必要です。

見積り内容と買い叩きに注意

業者によっては、高額な品物を安く買い叩こうとしたり、曖昧な作業内容の安い見積りを提示し、別途オプションとして多額の請求をする悪徳業者も存在するため、事前の確認が必要です。

費用を確認する際は相見積もりを取り、必要なサービスが見積りに含まれているか、相場から逸脱していないか注意深く見ていきましょう。

生前整理サービスの費用相場

生前整理サービスの費用相場は、生前整理の専門家か業者に依頼するかで異なります。

生前整理の専門家 (生前整理アドバイザー、整理収納アドバイザー)に相談する場合、1時間あたり約5,000円/人が相場です。作業に約2-3時間かかると仮定して、合計10,000円~15,000円+ 交通費を見ておけば問題ないでしょう。

一方で、生前整理業者 (遺品整理業者、不用品回収業者) に部屋・物の整理を依頼する場合の費用相場は以下の通りです。

間取り1R・1K1LDK2LDK3LDK
目安の費用30,000円~80,000円程度50,000円~200,000円程度100,000円~300,000円程度150,000円~500,000円程度

一般的には、作業員の人件費・車両費・回収運搬費・廃棄処分費などを含みますが、どの費用が見積りに含まれているか、含まれていない費用があるかを事前に確認しましょう。

作業量によって作業員の人数も変わりますので、事前の打ち合わせも必要です。

また、デジタルデータの整理、財産目録やエンディングノート作成などについては別料金がかかることもありますので、オプション費用についても忘れないようにしましょう。

生前整理業者への依頼方法・進め方

最後に、生前整理業者への依頼方法・作業の進め方についても説明します。

生前整理業者の選定

まずは各社の情報収集を行います。必要な資格を有しているか、作業実績の豊富さ、口コミの評価を確認し、信頼できそうな業者をピックアップします。

とは言え生前整理業者の数が多く、どのように選ぶべきか迷う場合も多いと思います。

急ぎで作業を進める必要がある場合は、葬儀社へ相談すると業者選びがスムーズに進むでしょう。

感謝のお葬式では終活サービスとして生前整理なども行っておりますので、ご連絡お待ちしております。

見積りの取得・精査

次にピックアップした数社から相見積もりを取り、自分の予算やサービス内容に対する費用対効果も確認します。

この際、見積りに含まれている作業範囲、その他どのようなオプションが追加される可能性があるか確認をしておくことをおすすめします。

担当者との事前打ち合わせ

見積り取得後ある程度業者の選定が済んだら、作業前に担当者と打合せをする機会を設けます。

実際の作業量により、作業員の人数や要する時間が変わり見積り内容も変化するため、後々トラブルとならぬよう、こちらからも正確な情報を伝えておく必要があります。

業者によっては事前の現地訪問を無料で行っているところもあるため、見積り内容に不安がある場合は事前の現地訪問・打合せを相談してみるとよいでしょう。

記事全体のまとめ

本記事では、生前整理の業者について、サービスの種類、選び方や費用相場について解説しました。

また、利用する利点・注意点、業者への依頼方法の流れについても説明しています。

生前整理業者は、基本的に日用品や家財などを整理し、不用品の回収や買い取りを代行してくれます。

また、デジタルデータの整理、財産目録やエンディングノート作成もサポートしてくれる場合もあるため、自身が困っているポイントに合わせ依頼するとよいでしょう。

業者を選ぶ際は、必要資格の有無・会社情報や作業実績・口コミの精査、見積り内容の確認が必要です。

費用相場は、1人暮らしの1K程度の広さであれば5〜8万円、ファミリー向けの3LDKであれば20〜50万円と幅があり、作業内容によって変化するため、見積り内容の精査が重要です。

高額な品を安く見積り買い叩こうとしたり、見積りを安く出し、後から高額な追加料金を請求してくる悪徳業者には注意が必要です。

生前整理業者を使用することで費用はかかりますが、自分1人で作業を進めるよりも効率良く進められ、移動や作業に要する時間と体力を削減することができます。

時間と体力をセーブし、前向きな気持ちで生前整理を進めるためにも、生前整理業者の利用を検討してみてはいかがでしょうか?

おすすめ業者の選び方、生前整理のご相談にはぜひ感謝のお葬式にお問い合わせ・お電話ください。

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