香典を辞退していない場合は、参列者から香典を頂くと思います。
香典を頂いた場合はお礼をお伝えするだけでなく、返礼品を贈ることがマナーです。
しかし、返礼品は香典を頂いた方の好みに合わせるだけでなく、返礼品としてタブーな商品もあります。
そのため、事前に返礼品の種類は確認して選定することが望ましいため、マナーについて事前に理解することが重要です。
本記事では、下記のような一周忌の返礼品のマナーについて悩みや不安がある方必見。
・一周忌のお返しを選ぶ際の注意点について学びたい
・お返し以外にもマナーを知りたい
本記事では、一周忌のお返しでタブーはあるのか、返礼品について詳しくご紹介します。
一周忌のお返しにタブーはあるのか
一周忌のお返しについて考える際、まず気になるのは「一周忌とかの香典の返礼品にタブーはあるのか?」ということです。
実際には、一周忌のお返しにもいくつかのタブーが存在します。
そのため、不適切な種類を避けることが大切ですので、今回は適切・不適切な種類をご紹介します。
適切なお返し
一周忌の適切なお返しとして、下記のような種類であれば問題ありません。
・焼き菓子や海苔などの食べ物
・洗剤などの日用品
・カタログギフト
特にカタログギフトは受け取り側も自由に選ぶことができるためおすすめです。
タブーのお返しについて
一周忌のお返しには以下の種類は避けることが重要です。
・お酒
・現金や金券
・鰹節や昆布など
仏教の場合、四つ足生臭いものとしてお肉やお魚は特にタブーとされていますので、生肉や加工されている食品であっても避けましょう。
また、鰹節や昆布などは慶事で使用されますので一周忌のお返しとしてはふさわしくありません。
今回ご紹介した適切・タブーなお返しについては、地域や宗派で異なりますので、必ず事前に確認して適切な種類を贈りましょう。
・お返しの種類としては、コーヒー・お茶・海苔・焼き菓子・洗剤・カタログギフトなどが選ばれる
・仏教の場合は四つ足生臭いもの・お酒・現金・鰹節・昆布などは避けることが重要
・宗派によっては適切な種類・タブーな種類が大きく異なるので事前に確認する
一周忌のお返しを準備する際の注意点
一周忌のお返しを準備する際、以下の注意点に留意しましょう。
費用は大体香典の半額程度
お返しを選ぶ際、そもそもいくらぐらいの品物を選べばいいのか迷いませんか?
お返しの費用は大体香典の半額程度なので、100,000円の場合は大体50,000円前後のお返しです。
10,000円の場合は大体5,000円前後のお返しを選定することが大切です。
5,000円程度のお返しであればお茶やコーヒー、適切な食べ物を準備することができます。
しかし、返礼品の費用が50,000円の場合はどの種類を選べばいいか迷うかと思います。
その際に、カタログギフトがおすすめです。
カタログギフトであれば10,000円・30,000円・50,000円など金額が事前に決まっていますので、費用に合わせて選ぶことができます。
また、受け取り側も欲しい種類を選定することができます。
地域や宗派によって品物が異なる
地域や宗派によって返礼品の適切な品物・タブーな種類が大きく異なりますので、必ず事前に確認して最適な種類を選定しましょう。
返礼品には掛け紙について
返礼品を贈る際には熨斗ではなく掛け紙を利用しますが、掛け紙の種類や書き方についても地域や宗派によって大きく異なりますので、事前に確認してみてはいかがでしょうか。
・返礼品の費用は大体香典の半額程度、100,000円の場合は大体50,000円、30,000円の場合は大体15,000円を目安に品物を選ぶ
・10,000円以上の費用の場合は、カタログギフトがおすすめ
・返礼品の種類や掛け紙については宗派によって異なりますので、事前に確認する
まとめ
本記事では、一周忌のお返しでタブーはあるのか、返礼品について詳しくご紹介しました。
・不適切な種類として、四つ足生臭いもの・お酒・現金や金券・鰹節や昆布などがある
・お返しの費用としては、100,000円の場合は大体50,000円前後のお返しを、10,000円の場合は大体5,000円前後など、香典の半額程度を目安に選定する
・返礼品の品物・費用・掛け紙については全て宗派や地域によって大きく異なるため事前に必ず確認する
宗派や地域でマナーや品物が大きく変わるので、どのような品物を贈ればいいのか迷ってしまいます方も多いと思います。
本記事では主に仏教の場合についてご紹介しましたが、地域でも異なる可能性がありますので事前に確認して適切な種類を選定しましょう。