会社の福利厚生などを見ると「忌引き休暇」と記載されていることがあります。
忌引きとは、親族が亡くなった際に、葬儀に参列するために会社に特別な休暇のことです。
休暇の長さは参列者であるのか、それとも喪主なのかでも異なり、会社によって対応や休暇の長さについても変わることがあります。
その中でも、そもそも何親等までが忌引き休暇を取得することができるのか気になりませんか?
今回は、下記のような忌引き休暇に関連する悩みや疑問を感じている方必見。
【この記事で解決できる悩み】
- 忌引き休暇は何親等まで取得することができるのか知りたい
- 忌引き休暇を取得する際の注意点があるのか理解しておきたい
本記事では、忌引きは何親等まで取得可能なのか、基本的な知識やマナーをご紹介します。
また、記事だけでなく対面や電話で終活・葬儀のプロに相談することができます!
些細なお悩みでも問題ございませんので、ご来店・お電話お待ちしております。
忌引き休暇とは?
身内に不幸があった際にお葬式に参加したり、悲しみを癒やしたりするために職場や学校を休む制度についての概要と、慶弔休暇という大きな枠組みとの違いについて説明します。
慶弔休暇制度と忌引き休暇の違い
企業や学校を休む制度の中に、お祝い事(結婚や出産など)と不幸事(お葬式など)をまとめた「慶弔休暇」という枠組みが存在します。
この枠組みのうち、近親者が亡くなった際に利用するお休みを特別に指す言葉が忌引き休暇です。
これは労働基準法等の法律で強制的に設けられているものではなく、各組織が福利厚生の一環として独自に用意している特別なお休みという位置づけになります。
忌引きで何親等までが休暇の対象?親族の範囲と関係性
身内の不幸で休める対象となる親戚の範囲について、血縁や婚姻による近さ(一親等から三親等、および配偶者側の親族)に応じた違いを解説します。
一親等(父母・子):最も長い休暇が与えられる範囲
一親等は、自分から見て最も血の繋がりが深い両親や子供などを指します。
お葬式の準備を取り仕切るなど、精神的・肉体的な負担が非常に大きくなる立場であるため、会社側も長期間休めるように配慮しているケースがほとんどです。
二親等(祖父母・兄弟姉妹・孫):数日の休暇が一般的
おじいちゃん、おばあちゃん、自分の兄弟姉妹、そしてお孫さんなどは二親等に該当します。
一親等と比べると日数は減りますが、それでも葬儀にきちんと参列できるよう、数日間のお休みが認められるのが標準的です。
三親等(叔父・叔母・曾祖父母):休暇対象外になるケースも
自分の親の兄弟(おじ・おば)や、ひいおじいちゃん・ひいおばあちゃん、兄弟の子供(甥・姪)などは三親等として扱われます。
この距離感になると、企業によっては特別なお休みの対象から外してしまったり、あるいは参列のための1日だけしか休めなかったりすることが多くなります。
配偶者側の親族(義父母・義兄弟姉妹)は何親等にあたるか
結婚相手の両親(義理の父母)は一親等、結婚相手の祖父母や兄弟(義理の兄弟姉妹)は二親等という扱いになります。
ただし、自分の直接の血縁者と比べた場合、同じ親等であっても会社から与えられるお休みの日数が少なめに設定される傾向にあります。
忌引きで何親等に関わらず必要な手続きと証明書類
忌引きで何親等ごとの一般的な日数目安について、それぞれの親族関係に応じた具体的な休業日数の相場と、公務員と民間企業における制度の性質の違いについてまとめます。
一親等(配偶者・父母・子)の日数相場
亡くなったのが結婚相手(配偶者)である場合、最も手厚く1週間から10日程度の長期休暇となるのが相場です。
自分の両親が亡くなった場合はおよそ7日間、自分の子供の場合は5日間ほどのお休みが与えられるケースが多いようです。
二親等(兄弟姉妹・祖父母)の日数相場
自身の兄弟や祖父母とお別れをする際は、だいたい3日間ほど休めるのが一般的です。
ただし、お孫さんが亡くなった場合や、配偶者側の祖父母・兄弟姉妹の場合は、さらに短縮されて1日程度にとどまることがよく見られます。
三親等(叔父・叔母など)の日数相場
おじやおばといった三親等になると、そもそも忌引きとして休むことができないか、仮に許可されても葬儀当日の1日のみのお休みとなるのが標準的な相場です。
公務員と民間企業で忌引きの日数に違いはあるのか
一般企業にお勤めの場合は、それぞれの会社が独自に作成した就業規則によって日数が決定されています。
一方で、公務員として働いている場合は事情が異なり、法律や条例などによって明確にルール化された特別休暇として取得日数が保障されています。
忌引きで何親等に関わらず休暇を取得する際の手順と連絡マナー
突然の不幸があった際、職場や教育機関に休むことを伝えるための具体的な手順、必須項目、およびマナーを説明します。
会社・職場へ連絡する際に伝えるべき必須項目
- 亡くなった方と自分との続柄(親等)
- 通夜・葬儀の日程と場所
- 希望する休暇期間
- 休暇中の緊急連絡先
メールや電話での忌引き連絡例文(上司・同僚宛)
訃報を受けたら、まずは電話で直接上司に状況を報告するのが社会人としてのマナーです。
「忌引き休暇取得のお願い」といった分かりやすいタイトルをつけ、いつ誰が亡くなったか、葬儀場の場所、緊急時の連絡先などを簡潔に記載して送信しましょう。
学校(小学校・中学校・高校・大学)へ連絡する際の注意点
小中高校生が休む場合は、基本的には保護者から学校へ電話で事情を説明します。
一方、大学生の場合は自ら大学の事務室や授業の担当教員へ申し出る必要があります。
欠席扱いにならないよう、手続き方法をしっかり確認しておくことが重要です。
忌引きで何親等に関わらず必要な手続きと証明書類
忌引きを利用するにあたって、本当に不幸があったことを証明するための書類の要否や、休んだ期間の給与の扱いを確認する方法について解説します。
忌引き休暇の証明として「会葬礼状」や「死亡診断書」は必要?
組織によっては、不正な休みを防ぐために、身内が亡くなった事実を裏付ける書類の提出を求められることがあります。
よく使われるものとして、お葬式の受付で配られる会葬礼状や、役所などに提出する死亡診断書、火葬許可証のコピーなどが挙げられます。
有給休暇として扱われるか、欠勤扱いになるかの確認方法
忌引きでお休みしている期間中、給料が支払われるか(有給扱い)は、法律による一律の決まりがないため企業ごとにバラバラです。
ご自身の勤め先の就業規則を閲覧するか、人事・総務担当の部署に直接問い合わせることで、給与計算上の扱いを正確に把握することができます。
忌引きで何親等まで以外にも休暇中に注意すべきこと
自分が休んでいる間に周囲にかける負担を最小限にするための引き継ぎや、無事に職場へ戻った際の挨拶の心構えについて解説します。
業務の引き継ぎと休暇明けの職場復帰の挨拶マナー
急に仕事を離れることになるため、自分が抱えているタスクの進み具合や、代わりにお願いしたい急ぎの用件などを周囲に伝えておく配慮が欠かせません。
出社した初日には、上司や仕事をカバーしてくれた同僚のもとへ行き、無事に葬儀を終えられた報告と感謝の言葉を伝えるのがマナーです。
会社からお香典をいただいていた場合は、このタイミングでお返しを渡すようにしましょう。
忌引きは何親等まで取得できるかに関するよくある質問
友人のお葬式への参加、休日の重なり、遠方への移動など、忌引きに関するイレギュラーな疑問点とその対応についてお答えします。
親族ではない友人や知人の葬儀で忌引きは使える?
通常、忌引き制度は一定の親族に限定して設けられているため、血の繋がりがないご友人やお知り合いが亡くなった場合には適用されません。そのような方とのお別れに行きたい場合は、ご自身が持っている通常の有給休暇を使って仕事を休むことになります。
忌引き休暇中に土日祝日が重なった場合はどうなる?
お休みをもらっている期間中に、もともとの会社の休日(土日など)が入り込んだ場合、その休日も含めて忌引きの日数を消化したとみなす企業が多く見受けられます。ただし、会社によっては「労働日のみをカウントする」というルールもあるため、事前に確認しておく必要があります。
遠方での葬儀の場合、移動時間は日数に含まれる?
現地までの往復に多大な時間がかかるケースでは、規定のお休み日数とは別に、移動のための日数を追加で許可してくれる会社もあります。もし日数が足りなくなりそうな場合は、早めに上司へ事情を説明し、相談してみることをお勧めします。
記事全体のまとめ
忌引き休暇は、ご家族や親しい身内と最後のお別れをし、心を落ち着かせるために用意された大切な制度です。
何親等まで休めるのか、何日間もらえるのかといった具体的な取り決めは、各企業の裁量に委ねられているため、日頃から自分たちのルールを確認しておくと安心です。
速やかに職場や学校へ状況を伝え、復帰した際には温かくサポートしてくれた周囲へのお礼を忘れないことで、滞りなく日常に戻っていくことができるでしょう。




