死産した赤ちゃんの葬儀はどうすればいい?流れと費用相場をご紹介!

突然の死産に直面し、赤ちゃんの葬儀をどうすればよいのか分からず不安を感じていませんか。
深い悲しみの中で、手続きや火葬、費用のことまで考えなければならない現実は大きな負担です。

しかし、あらかじめ流れや選択肢を知っておくことで、落ち着いて大切なお子さまを見送る準備ができます。
事前に情報を整理することは、後悔を減らすための大切な一歩です。

【この記事でわかること】

  • 死産赤ちゃん葬儀の具体的な流れ
  • 必要な手続きと提出期限
  • 費用相場と供養方法
  • 服装のマナー

本記事では、死産赤ちゃん葬儀の具体的な流れ、必要な手続き、費用相場、供養方法や服装のマナーまで分かりやすく解説します。

突然の別れに戸惑うご家族が、納得できる形でお見送りできるよう丁寧にまとめました。

死産赤ちゃん葬儀の流れを時系列で解説

赤ちゃんとお別れする悲しみの中であっても、法律で定められた手続きや火葬の準備を進めなければなりません。

ここでは、妊娠12週以降に死産となった場合の手続きから火葬までの一般的な流れを、時系列に沿って要約し、解説します。

妊娠週数によって必要な届出が異なる点や、病院で過ごせる限られた時間でできること、そして葬儀社への手配から当日の流れまで、ご家族が直面するプロセス全体を把握できるようにまとめました。

死産後すぐに行うこと

死産後すぐに行うこととしては、病院での説明内容・死亡診断書の受け取り・赤ちゃんとの面会やお別れなどがあります。

病院での説明内容

医師から、今回の出産が医学的および法律的に「死産」に該当するかどうかの説明があります。日本の法律では、妊娠12週(妊娠4ヶ月)以降に亡くなった胎児を出産した場合を死産と定義しており、役所への届け出や火葬が義務付けられています。今後の処置や入院期間、母体のケアについても説明があるため、不明点は遠慮なく確認しましょう。

死亡診断書の受け取り

死産の手続きには、医師または助産師が発行する書類が必要です。通常は「死産証書」または「死胎検案書」という名称の書類を受け取ります。 なお、妊娠22週以降で、出産時に一時的に生存していたと医師が判断した後に亡くなった場合は、扱いが異なります。このケースでは「出生届」と「死亡届」の両方が必要になり、戸籍にも一度記載されることになります。

赤ちゃんとの面会やお別れ

火葬までの限られた時間は、赤ちゃんとの大切な思い出作りの機会でもあります。病院によっては、沐浴や着替えをさせてあげたり、手形や足形をとったり、家族写真を撮影したりすることが可能です。へその緒や髪の毛を少し切って保管することも、後々の心の支えになることがあります。希望があれば、遠慮せずに医療スタッフへ相談してみましょう。

死産届の提出期限・必要書類・火葬許可証の取得など

死産届の提出期限・必要書類と持ち物・火葬許可証の取得などについてご紹介していきます。

死産届의 提出期限

死産届は、死産があった日を含めて7日以内に提出しなければなりません。提出先は、届出人の所在地(住所地)または死産があった場所(病院の所在地など)の市区町村役場です。期限を過ぎると手続きが煩雑になる可能性があるため、体調が優れない場合は無理をせず、配偶者や親族に提出を代行してもらうのが一般的です。

必要書類と持ち物

手続きには以下のものが必要です。

死産届病院で受け取った「死産証書(死胎検案書)」と一体になっていることが多く、左半分に必要事項を記入します。
届出人の印鑑シャチハタ以外の認印を用意しましょう。
本人確認書類窓口に行く方の身分証明書が必要です。
死胎火葬許可申請書役所の窓口で入手し、記入します(火葬場の名称などが必要です)。

火葬許可証の発行方法

役所の戸籍係などの窓口へ死産届と火葬許可申請書を提出すると、その場で「死胎火葬許可証」が発行されます。この書類がないと火葬を行うことができません。火葬当日に火葬場へ提出する重要な書類ですので、大切に保管してください。事前に火葬場の予約が必要になるため、あらかじめ日程と場所を決めておく必要があります。

葬儀社への連絡から火葬までの流れ

葬儀社への連絡から火葬までの流れについて解説していきます。

葬儀社を選ぶポイント

すべての葬儀社が胎児や赤ちゃんの葬儀に慣れているわけではありません。問い合わせの際は、赤ちゃんの葬儀に対応しているか、小さなサイズの棺や骨壺の手配が可能かを確認しましょう。悲しみに暮れるご家族の心情に配慮し、急かさずに丁寧に対応してくれる業者を選ぶことが大切です。病院から紹介を受けることもありますが、必ずしもそれに従う必要はありません。

安置場所の決め方

お母さんが退院するまで病院で預かってくれる場合もありますが、基本的には自宅か葬儀社の安置施設へ移動します。法律により、妊娠24週以降の死産では、死後24時間を経過しないと火葬ができません。そのため、少なくとも一晩は安置が必要です。自宅に連れ帰る場合は、遺体が傷まないようドライアイスの手配が必要になるため、葬儀社に相談して準備してもらいましょう。

【安置の際のポイント】
ご自宅でゆっくり過ごしたい場合は、葬儀社へ早めに相談し、環境を整えることが大切です。

火葬当日の流れ

火葬場に到着したら、受付で火葬許可証を提出します。炉の前で最後のお別れをし、お花や手紙などを棺に入れますが、燃えにくい副葬品(金属やプラスチックのおもちゃなど)は入れられないことが多いので注意が必要です。 胎児の場合、お骨が非常に小さく脆いため、火葬炉の火力によっては遺骨が残らない可能性があります。少しでもお骨を残したい場合は、収骨が可能かどうか事前に火葬場や葬儀社へ確認しておくとよいでしょう。

【まとめ】
突然のことであっても、一つひとつの工程を丁寧に進めることで、赤ちゃんとの大切なお別れの時間を作ることができます。

死産赤ちゃん葬儀の費用相場と内訳

赤ちゃんの葬儀にかかる費用は、どのような形式でお見送りするかによって大きく異なります。ここでは費用の目安と、その内訳について解説します。

一般的に、通夜や告別式を行わず、火葬のみを行う「直葬(火葬式)」の形式をとる場合、費用相場は数万円から15万円程度です。一方、祭壇を飾り、宗教者を呼んで葬儀を行う場合は、20万円から50万円程度かかることもあります。

主な費用の内訳

火葬料自治体によって異なりますが、住民票がある地域の公営斎場を利用すれば、無料~数千円程度で済む場合が多いです。民営や市外の斎場では数万円かかることもあります。
棺・骨壺代赤ちゃん用の小さな棺や骨壺の費用です。数千円~数万円程度です。
搬送費病院から自宅、自宅から火葬場への移動にかかる車両費用です。自家用車で移動する場合はかかりません。
ドライアイスご遺体の状態を保つために必要です。1日あたり数千円~1万円程度が目安です。
葬儀社手数料手続き代行や人件費などが含まれます。

また、健康保険に加入している場合、妊娠4ヶ月(85日)以上の死産であれば「出産育児一時金」が支給されるため、費用の補填に充てることができます。

死産赤ちゃん葬儀後の供養方法

火葬を終えた後、赤ちゃんの遺骨をどのように供養するかは、ご家族の気持ちや状況に合わせて自由に選ぶことができます。

ここでは、主なお墓への納骨、自宅での手元供養、水子供養という3つの方法について要約して解説します。

お墓への納骨

お墓へ納骨する場合はタイミングは法的に決まりがないため、気持ちの整理がついた際に行いましょう。

納骨のタイミング

納骨を行う時期に法的な決まりはありません。四十九日法要に合わせる方もいれば、気持ちの整理がつくまで自宅に置いておく方もいます。

一周忌や三回忌など、ご家族が「そろそろ納めてあげよう」と思えたタイミングで行うのが一番です。焦って決める必要はありません。

永代供養という選択

先祖代々のお墓がない場合や、将来的なお墓の継承に不安がある場合は、永代供養墓や合祀墓(ごうしぼ)を利用する選択肢があります。
寺院や霊園が家族に代わって管理・供養してくれるため、安心感があります。また、水子専用の永代供養塔を設けている寺院もあります。

自宅での手元供養

自宅での手元供養としてはミニ骨壺や写真・メモリアルグッズなどがあります。

ミニ骨壺の利用

「暗いお墓に入れるのは寂しい」「まだそばにいてほしい」という想いから、遺骨を自宅で保管する手元供養を選ぶ方が増えています。

赤ちゃん用の可愛らしいデザインや、リビングに置いても違和感のないインテリア性の高いミニ骨壺が多く市販されています。

すべての遺骨を自宅に置くことも、一部だけを分骨して残すことも可能です。

写真やメモリアルグッズ

骨壺だけでなく、写真を飾れるミニ仏壇や、遺骨や遺髪を封入できるペンダント(遺骨ジュエリー)なども人気があります。

これらを利用することで、日常生活の中で自然に赤ちゃんを感じ、供養を続けることができます。位牌を作ることも可能ですが、必ずしも必要ではありません。

水子供養について

水子供養という選択肢もありますので、どのような意味があるのか、寺院へ相談する際のポイントなどをご紹介していきます。

水子供養の意味

水子(みずこ)供養とは、この世に生まれることが叶わなかった赤ちゃんの魂を慰め、冥福を祈る仏教的な供養です。

お地蔵様(地蔵菩薩)が親代わりとなって子供を守り、導いてくれるとされています。お墓への納骨とは別に、供養の儀式として行うことも一般的です。

寺院へ相談する際のポイント

菩提寺(先祖のお墓があるお寺)がある場合は、まずそちらに相談しましょう。
菩提寺がない場合は、水子供養を受け入れている寺院を探します。宗派に関係なく受け入れてくれる

ところも多いですが、供養の方法やお布施の金額は寺院によって異なるため、事前に電話などで確認することをおすすめします。

死産赤ちゃん葬儀の服装とマナー

赤ちゃんの葬儀や火葬における服装は、一般的な葬儀ほど厳格なルールがない場合もありますが、最低限のマナーは存在します。

ここでは、ご両親の服装と、参列者がいる場合の服装や香典の扱いについて要約します。

両親の服装の基本

両親の服装としては必ずしも喪服でなくても問題ありませんので、お母さんの体調を最優先にして体を締め付けない服装を選ぶことが大切です。

喪服は必要か

赤ちゃんの葬儀や火葬においては、必ずしも正式な喪服(ブラックフォーマル)でなくても構いません。
特に産後間もないお母さんの体調を最優先にし、体を締め付けない服装を選ぶことが大切です。
ただし、派手な色や柄物は避け、黒や紺、ダークグレーなどの落ち着いた色味でまとめるのがマナーです。

平服でもよいケース

家族だけで行う小規模な火葬式(直葬)の場合などは、平服(略礼装や地味な私服)で行うケースが多く見られます。
男性ならダークスーツ、女性なら地味な色のワンピースやアンサンブルなどが適しています。
ただし、寺院で僧侶に読経をお願いする場合などは、失礼のないよう準喪服を着用する方が無難です。

参列者がいる場合の服装

参列者がいる場合の服装として、親族の服装マナーや香典の有無についてご紹介していきます。

親族の服装マナー

祖父母や親しい親族が参列する場合も、基本的にはご両親の服装の格に合わせます。両親が平服であれば親族も平服(ダークスーツなど)で構いませんが、事前に「平服でお越しください」と案内しておくと親切です。迷う場合は、準喪服を着用していれば間違いありません。

香典は必要か

赤ちゃんの葬儀の場合、基本的には香典は不要とされることが多いです。
しかし、親しい関係性であれば「お見舞い」や「お花代」として渡すこともあります。
その際、不祝儀袋(香典袋)ではなく、白い無地の封筒などを使い、表書きを「お見舞い」とする配慮がなされることもあります。ご遺族が辞退されている場合は、無理に渡さないようにしましょう。

まとめ
赤ちゃんの葬儀や供養、服装に「絶対的な正解」はありません。ご家族が納得できる形で、赤ちゃんを想う気持ちを大切にお見送りしましょう。

死産赤ちゃん葬儀に関するよくある質問

死産という予期せぬ出来事に直面し、多くの方が抱く疑問について要約して回答します。

必ず行う必要がありますか

妊娠12週以降の死産の場合、法律(墓地、埋葬等に関する法律)により、遺体として火葬を行う義務があります。

一方で、通夜や告別式といった「葬儀(セレモニー)」を行うかどうかは任意であり、ご家族の希望で決められます。火葬のみを行うご家庭も多くいらっしゃいます。

火葬はいつまでに行いますか

法律上火葬自体は、妊娠24週以降の死産の場合、死後24時間を経過した後でなければ行えないという決まりがあります。

ご遺体の状態維持のため、ドライアイス等で保冷しながら、数日以内に行うのが一般的です。

葬儀に香典は必要ですか

一般的な大人の葬儀とは異なり、香典は必須ではありません。

特に家族のみで密やかに行う場合は辞退されることも多いです。もし渡す場合は、弔事用ののし袋か白封筒を使い、相手に気を使わせない金額(数千円~1万円程度)にするのが配慮となります。

心のケアはどうすればよいですか

深い悲しみを感じるのは自然なことです。無理に元気を出す必要はありません。

信頼できる人と話したり、専門のカウンセラーやグリーフケア(悲嘆ケア)のサポートを受けたりすることも有効です。

また、手形などの思い出の品を残すことや、手元供養などで赤ちゃんに話しかける時間を持つことが、心の整理につながる場合もあります。

[image_prompt: 穏やかな空と、水面に反射する柔らかな光。静寂の中で心が癒やされるような、優しい自然の風景。]

記事全体のまとめ

赤ちゃんとの悲しいお別れに際し、心身共に辛い状況の中で多くの手続きや判断を迫られることは、ご家族にとって大変な負担です。

しかし、妊娠12週以降の死産では法的な手続きと火葬が必要となります。

大切なのは、形式にとらわれすぎず、ご両親が「赤ちゃんのためにしてあげたい」と思う形でお見送りすることです。

火葬のみで静かに見送ることも、葬儀を行って供養することも、どちらも正解です。

また、納骨の時期や方法についても焦る必要はありません。ご自身の体調と心の回復を最優先に考え、葬儀社や周囲のサポートを頼りながら、悔いのないお別れの時間をお過ごしください。

監修者

「故人に最大のありがとうを」を理念に、終活のプロ監修のもと、低コストで叶える家族葬や葬儀の情報を発信。生前準備から葬儀後の手続きまで、不安を解消する役立つ記事をお届けします。感謝のお葬式編集部が、心温まるお見送りをサポートします。

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