香典や袱紗など、基本的には社会人の方は葬式に参列する際に適切な金額を包み持参します。
そのため、万が一何かあった時のために財布も持って行くと思います。
葬式には持ち物1つ1つにマナーがあるため、財布を持参する際にも「葬式に適した財布があるのかな」と不安になりませんか?
また、財布以外にも持ち物のマナーを理解して適切な種類を選ぶことが大切です。
下記のような持ち物のマナーについて不安や疑問に感じている方必見。
・財布以外にも持ち物でマナーがあればそれぞれ理解して、もし持参することになったらしっかり適切な種類を選べるようにしたい
本記事では、葬式に財布のマナーはあるのか、持ち物の選ぶ際の注意点も解説していきます。
葬式に財布を持参する際のマナー
「香典とか袱紗とかにマナーがあることは知っているけど、財布にもマナーがあるのかな?」と疑問に感じている方も多いと思います。
財布のマナーについてですが、必ずこの種類・色でなければいけない、といった決まりはありません。
基本的に葬式中に財布を取り出すことはほとんどありませんので、基本的にはマナーはありません。
しかし、避けた方がいい種類・色などがありますのでご紹介します。
派手な色
葬式では落ち着いた色が適していますので、赤色・青色・緑色などの明るい色は基本的に避けることが望ましいです。
理想としては、黒色で光沢がない種類がおすすめです。
大きすぎる種類
長財布や種類によってはかなり大きい財布もあります。
葬式で持参するバッグは基本的には小さいため、財布も大きい種類は避け小さめの財布の方がおすすめです。
バッグが小さいので長財布だと入らない可能性もありますので、一度財布の大きさとバッグの大きさを確認してみてはいかがでしょうか。
革製はなるべく避ける
宗派によっては、革製品を避ける必要がありますので、事前に確認してみてください。
葬式に財布以外の持ち物にマナーはあるのか
葬式に財布以外の持ち物についても一部のマナーが存在しますので気を付けましょう。
今回は5つご紹介いたします。
携帯電話・スマホはマナーモードにする
持ち物として財布だけでなく、万が一何かあった時のために携帯電話やスマホも持参すると思います。
基本的にはバッグやポケットの中にしまう方が多いと思いますが、必ずマナーモードにするようにしましょう。
着信音やアラームなどの音は不適切のため、必ず音がならないような設定にしておくことが大切です。
袱紗に包まずに香典を準備する
社会人の方は、辞退されていなければ香典を準備しますが、その際に袱紗も準備することをご存知でしょうか。
香典に包む金額については、親族の場合は50,000円~100,000円、友人や仕事の関係者は5,000円~10,000円を包むのが一般的です。
お札の向きや折り目がついているお札を使用するなど細かなマナーがあります。
また、香典を包む際には香典袋が必要で、香典袋にもマナーがありますが、更に袱紗で包む必要があり、袱紗についてもマナーがあります。
香典や袱紗については下記記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
袱紗については下記記事にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
清潔感のある髪型にする
髪型も葬式に参列する際は注意が必要です。
清潔感を意識して、寝ぐせをなおすだけでなく適切な髪型にすることが重要です。
お辞儀をした時に髪にかからないように気を付けたり、目に前髪がかからないように整えましょう。
男性の場合は髪を整える際にワックスを使用してもいいのか気になる方も多いと思います。
ワックスについては適切な量や種類であれば使用しても問題ありません。
女性の場合は髪を整える際にヘアゴム・ヘアピンを使用すると思います。
ヘアゴム・ヘアピンについては黒色でデザインがない種類を選定しましょう。
髪色について
髪型だけでなく髪色についてですが、基本的には地毛の色に染めなおして参列することが望ましいです。
染める方法としてはいくつか選択肢がありますが、それぞれメリットだけでなくデメリットもあります。
例えば市販のカラー剤の場合は比較的安く髪を染めることができますが、思っていた色と異なる場合があります。
また、市販のカラー剤ではなく、染めずにウィッグを利用する方もいるかもしれませんが、サイズや髪の色にも注意が必要です。
髪色については下記記事で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。
髭を剃る
髪型・髪色だけでなく髭についても、できれば剃ってから参列しましょう。
やむを得ない事情があり剃れない場合も、髭を整えて清潔感を意識することが重要です。
髭については下記記事をご覧ください。
まとめ
本記事では、葬式に財布のマナーはあるのか、持ち物の選ぶ際の注意点も解説しました。
・財布以外にも下記のようなマナーがあるため、注意が必要
①携帯電話・スマホはマナーモードにする
②袱紗に包まずに香典を準備する
③清潔感のある髪型にする
④髪色もなるべき地毛の色に染める
⑤髭を剃る
今回ご紹介した内容は、宗派・地域によって異なりますので事前に確認してみてください。
また、財布につきましてはあくまでもマナーであり絶対にこれでないといけない、という決まりはありません。
なるべく、葬式に適した種類を準備しましょう。