突発的に行われる葬儀では、喪主の方が葬儀会社の選定や葬儀の準備に追われてしまい、全ての作業を1人では到底行えません。

そのため、基本的に親族や仲の良い友人に一部作業内容をお手伝いしてもらいます。

全ての作業をお手伝いすることはできませんが、お手伝いを依頼する中で定番の受付があります。

受付では飲食店などの接客とは異なりやることが多く、お金を取り扱うこともあるため、お願いされた時に問題なく作業できるか不安になりませんか？

下記のような葬儀の受付について不安な方必見。

今回は、葬儀の受付の仕事内容や注意事項などを解説します。

葬儀の受付とは

葬儀の受付とは、参列者が式場に入場する際に受ける手続きのことを指します。

受付ではただ立っているのではなく、様々な仕事内容があります。

記帳を参列者にお願いする

まず参列者に記帳のお願いをします。お名前だけでなく住所なども細かく記帳してもらいましょう。

家族で参列される方や会社の方であっても、どなたか代表1名ではなく必ず全員に記帳をお願いします。

香典返しを渡す際に住所がないと贈れないため、必ず忘れないようにしましょう。

香典を受け取る

基本的に参列者が香典を渡すときは受付時です。

故人との関係性によって金額は変更しますが、必ず香典を無くさないよう大切に保管しましょう。

受付係だけでなく会計係のお手伝いをされている方もいますので、その場合は必ず会計係の方に渡しましょう。

香典については下記記事で詳細を解説していますので、ぜひご覧ください。

挨拶をする

記帳に住所などを書く前や香典を渡す前に、必ず参列者からお悔やみの言葉をかけます。

その際、受付の方は「本日はお忙しい中お越しいただきまして、誠にありがとうございます」などの挨拶をしましょう。

葬儀の受付の際に注意すべき点

葬儀の受付では遺族の顔として参列者全員と対応する必要があります。

そのため、いくつか注意事項がありますので必ず守るようにしましょう。

私語は慎む

遠方から来る方も多く、必ずしも常時参列者が並んでいるわけではありません。

受付として作業することがない時もありますが、葬儀の場なので必ず私語は慎みましょう。

また、暇だからといってスマホでSNSを見たり動画視聴も必ずやめましょう。

携帯電話やスマホを触らない

先ほどの内容と一部重複しますが、隙間時間に携帯電話やスマホを触らないようにしましょう。

基本的にはマナーモードや電源を切りましょう。

身なりを整えて、だらしない格好をしない

お手伝いという形ですが、実際に受付をする方は遺族側の人間として受付を行います。

そのため、もしだらしない格好で受付を行うと遺族の人間がだらしないと思われてしまいます。

必ず身なりを整えましょう。

事前に仕事内容を確認する

思っている以上に葬儀はやることが多いです。

そのため、喪主や葬儀会社の方にどのようなことをすればいいか必ず事前にお聞きしましょう。

返礼品や香典を貰う時は必ず両手、お悔やみの言葉をかけられた際にどのようにして挨拶するか、など細かい注意事項もあります。

必ず忘れないよう気を付けましょう。

葬儀の受付をして頂いた方の返礼品

葬儀の受付をしていただいた方には、お礼を贈ることが一般的です。

地域や関係性によって異なりますが、5,000円~10,000円を包む方が多いです。

お手伝いを依頼した方は必ずお礼を忘れないよう、先に準備しましょう。

まとめ

今回は、葬儀の受付は何をすればいいのか、実際の作業内容や注意事項などを解説しました。