葬式の靴で男性はどの種類が適切?色や素材についてご紹介!

葬式に参列する際、履いていく「靴」にもマナーがあることを知っていましたか?

葬式では、服装にもマナーがあるように「靴」の色や素材にも気を付ける必要があります。

ここでは、葬式にふさわしい男性の靴について解説していきます。

また、靴と同様に種類が多く迷いがちな「ネクタイ」や「ネクタイピン」についても抑えておくと良いでしょう。

同じく身だしなみの一つとして重要な「髪型」のマナーと同様に解説します。

男性が履くべき靴のマナーについて、覚えておくべきポイントは大きく分けて5つあります。
それぞれ詳しく解説していきますので、是非最後まで読んでみてください。

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葬式の靴で男性はどの種類が適しているのか

男性が葬式で履くべき靴にはマナーがあり、社会人と学生ではそれぞれ適している靴が異なります。

社会人

社会人が葬式に参列する場合、靴は黒色でフォーマルな革靴を履くのが一般的なマナーです。
ローファーやスニーカーはマナー違反となりますので、必ず革靴を選ぶようにしましょう。

革靴の中でも「紐靴」がふさわしく、「紐なし靴」は不適切とされています。

また、靴紐を通す羽根の部分にも注意が必要で、羽根が内側に縫い付けられた「内羽根式」が良いとされています。

スニーカーにも見られる「外羽根式」はカジュアルに見られがちですので避ける方が無難です。

学生

学生の場合は、学校で指定されているものを着用しての参列が一般的なため、社会人ではマナー違反とされている、ローファーやスニーカーでも問題ありません。

ただし、華美な色は避け、なるべく黒・紺・グレーなどの落ち着いた色を選びましょう。

また、学校指定のものがない場合や、未就学児の場合も同じく落ち着いた色の靴であれば問題ありません。

喪服に合わせて靴も地味な色とし、蛍光色やキャラクターデザインの施されたものは避けましょう。

葬式の靴で男性が選ぶ際の注意点

男性が葬式で履く靴を選ぶ際、色や素材にも注意点があります。

色は黒を選ぶようにしましょう。

黒がない場合、グレーや茶色など地味な色であれば大丈夫と思いがちですが、一般的には避けた方が良いとされています。

素材

素材は本革・合成皮革、布製などのツヤのないものがふさわしいとされますが、革靴の中でも、ヘビ革やワニ革、スウェードなど、殺生を連想させるものはNGです。

またエネメル製など光沢のあるものは、華美な印象を与えるためマナー違反とされています。

デザインにも注意が必要です。一般的に革靴には、フォーマルな順に「ストレートチップ」「プレーントゥ」「ウイングチップ」などがあります。

葬式では一番フォーマルとされる「ストレートチップ」がふさわしいとされます。

シンプルな「プレーントゥ」も問題ありませんが、カジュアルな印象を与える「ウイングチップ」などは避けるべきです。

葬式の靴以外出男性のマナーについて

靴以外にも男性が着用する小物に「ネクタイ」と「ネクタイピン」がありますが、葬式では着用マナーに注意が必要です。

同じく「髪型」にもマナーがありますので、一緒に覚えておくようにしましょう。

ネクタイ

一般的に弔事用ネクタイは黒無地のものがふさわしいとされています。
光沢のあるもの、ストライプやチェック柄、刺繍の入ったものは華美な印象を与える為、葬式では適切ではありません。

また、細身のものはカジュアルな印象を与え不適切とされるため、一般的な太さのものを選ぶようにしましょう。

結び方は一般的な「プレーンノット」か「セミウィンザー」とし、ズボンのベルトにかかる長さに調整します。

結ぶ際に結び目の下に出る「ディンプル(くぼみ)」は、華やかな印象を与えるため葬儀葬式の際は作らないのが一般的です。

ネクタイピン

葬儀葬式の場では、華やかな装いに見えるネクタイピンの着用は基本的にはマナー違反とされています。
しかし、身だしなみが不安でどうしても使用したい場合は、以下のことに注意した上で着用が可能です。

・光沢がなく、喪服と同じ黒系統の色のものを選ぶ。
・故人への敬意を表す真珠で飾られたものを着ける際は、黒やグレー、光の少ない白真珠のものを選ぶ。
・表から見えない位置に付ける。

髪型

一般的に男性は普段と同じ髪型で問題ありません。

ただし、派手な髪型は控え清潔感を感じさせることが重要です。

長髪でお辞儀の際に目にかかる場合は美容院で整えるか、目立たないヘアピンで止めるなどの工夫をしましょう。

パーマによりボリュームが出て華やかさを感じさせてしまう場合は、ヘアワックスなどで抑えるなどの検討も必要です。

ワックスは光沢のあるものではなくマットなものとし、ボリュームを抑える程度の使用量とすることを意識しましょう。

また、髪色に関しても黒が基本ですが、ダークブラウンなど地味な色でも問題はありません。
金髪など派手な色は避けるべきですが、対応が間に合わない場合は、代表者などに相談した上で参列した方が安心です。

記事全体のまとめ

本記事では、男性が葬式で履くべき「靴」に関して解説しました。

社会人の方は「革靴」「紐靴」「内羽根」「黒色」「ストレートチップ」を基本のマナーとして抑えておきましょう。手持ちで同タイプの靴がない場合は、事前に弔事用として一足準備しておくと安心です。

一方で学生や未就学児が履くべき靴は、革靴に限らずローファーやスニーカーも可能です。
その際は、服装に合わせ地味な色とデザインのものを選ぶことに注意しましょう。

また、靴以外のマナーとして、「ネクタイ」は黒無地の一般的な太さのものを選ぶことがポイントです。
素材や色によっては「ネクタイピン」も着用できますが、一般的にはマナー違反となるため避けるべきです。

「髪型」も清潔感のある長さや色を意識し、葬儀葬式に参列する身だしなみとして整えることも重要です。

服装や身だしなみのマナーを抑えておくことで、慌てることなく心から故人を偲ぶことができるでしょう。

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