終活で葬式を準備する際の具体的なステップをご紹介!注意点も解説

終活で葬式を選ぶことは、自分の最期に対する意思表明です。

しかし、葬式形式や費用、手続きに悩む方は多く、「高額請求」「希望が通らない葬式」などを恐れる声もあります。

そこで本記事では、終活の視点で葬式を選ぶための費用相場・形式比較・準備ステップをわかりやすく解説します。

読み終えれば、家族に負担をかけず、自分らしい葬式プランを自信を持って設計できるようになります。

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終活で葬式を準備する具体的なステップ

終活で葬式を準備する具体的なステップとして、葬儀社を事前に比較相談する、葬式希望をエンディングノートに記す、参列者リストと連絡網を作る、遺影写真や祭壇素材を選定しておく、費用準備と支払い方法を決める流れです。

終活で葬式を準備する具体的なステップ
  • 葬儀社を事前に比較・相談する
  • 葬式希望をエンディングノートに記す
  • 参列者リストと連絡網を作る
  • 遺影写真や祭壇素材を選定しておく
  • 費用準備と支払い方法を決める

葬儀社を事前に比較・相談する

心から納得できる葬儀を実現するためには、元気なうちに複数の葬儀社を比較検討することが非常に効果的です。

事前相談では、担当者の対応や会社の雰囲気を直接把握できるという利点があります。

また、見積もりを複数の業者から取得する(相見積もり)ことで、費用相場を知り、ご自身の要望に最も合った会社を見つけやすくなります。

適切な業者を見つけることは、葬儀全体の満足度に大きく影響します。

葬式希望をエンディングノートに記す

ご自身が亡くなった後、家族が葬儀の形式や内容で迷うことがないよう、具体的な希望をエンディングノートに書き留めておきましょう。

葬儀の形式、利用したい葬儀会社、予算の目安、使いたい遺影写真など、可能な限り詳細を記録することが大切です。

ただし、エンディングノート自体には法的な強制力がないため、記載内容が確実にご家族に伝わり、参照してもらえるよう、その存在と保管場所を共有しておくことが極めて重要です。

参列者リストと連絡網を作る

訃報を伝える必要がある方々や、ご自身の最後を見送ってほしい人々の氏名、関係性、連絡先をリスト化しておくことは、残されたご家族の精神的負担を大きく軽減します。

親族や親しい知人など、誰に連絡すべきかを家族が全て把握しているとは限らないため、このリストがあれば、いざという時に混乱を避け、スムーズに連絡が行えます。

また、参列者の概算人数がわかれば、葬儀の規模や費用を決定する上での目安にもなります。

遺影写真や祭壇素材を選定しておく

葬儀で飾られる遺影は、故人の人柄を偲ぶ最後の記録となるため、気に入った一枚を選んでおくことが推奨されます。

特にデジタル写真が主流の現在、数多くのデータから最適な一枚を選ぶ作業は、ご遺族にとって大きな負担になりがちです。

事前に写真を選定するか、プロの撮影プランを利用して「終活用」の写真を撮っておくと安心です。

また、祭壇に飾りたい花の種類や色、葬儀で流したい音楽など、希望する演出についても具体的に書き記しておくことで、自分らしいお別れを実現しやすくなります。

費用準備と支払い方法を決める

葬儀費用は規模や形式によって大きく異なりますが、一般的に高額になるケースが多いため、事前に準備を進めておく必要があります。

あらかじめ費用を把握し、資金計画を立てることで、ご遺族が急に高額な費用を用意する経済的リスクを防げます。

生命保険や葬儀保険、互助会などを活用して資金を確保する方法も検討し、生前予約をする場合は契約時の支払い方法(前払いか後払いか)を確認し、家族に共有しておきましょう。

終活で葬式を事前相談する際に避けたいトラブルと注意点

終活で葬式を事前相談する際に避けたいトラブルと注意点として、見積りが不透明・業者が過剰料金トラブル・形式不適合リスク・家族間意見対立・契約解除やキャンセル問題があります。

終活で葬式を事前相談する際に避けたいトラブルと注意点
  • 見積もり不透明リスク
  • 業者過剰料金トラブル
  • 形式不適合リスク
  • 家族間意見対立
  • 契約解除・キャンセル問題

見積もり不透明リスク

事前相談で提示された見積もり内容が曖昧であったり、必要な項目が意図的に省かれていたりするリスクがあります。

一見安価に見えるプランでも、後から搬送費用や必須の備品代などが追加され、最終的に高額になってしまうケースがあるため注意が必要です。

見積もりの内訳を詳細に確認し、不明点があれば納得いくまで質問すること、そして必ず複数の葬儀社から見積もり(相見積もり)を取って比較することが、透明性を確保するために求められます。

業者過剰料金トラブル

緊急性の高い状況で葬儀社を選定すると、冷静な判断ができず、不必要な高額なサービスを契約してしまう可能性があります。

また、葬儀社によっては自社の利益のために、互助会や会員制度への加入を強く勧めてくる場合もありますが、その仕組みやデメリットについて十分な説明がないこともあります。

費用を準備する際は、事前に冷静に検討し、信頼できる業者かどうかを見極めることが重要です。

形式不適合リスク

希望する葬儀形式が、先祖代々付き合いのある寺院(菩提寺)の宗派や習慣と合わない場合、トラブルに発展する可能性があります。

例えば、菩提寺があるにも関わらず無宗教葬を望む場合などは、事前に寺院への相談や檀家との関係整理が必要となることがあります。

また、家族葬を選んだ場合でも、参列できなかった方々が後日個別に弔問に訪れることで、ご遺族が個別の対応に追われ、結果的に手間が増えてしまうという問題も考えられます。

家族間意見対立

終活はあくまでご自身の活動ですが、葬儀は残された家族も関わるものです。

そのため、ご自身の希望とご家族の考えにズレが生じると、死後に意見の衝突が起きるリスクがあります。

本人が望む「質素な葬儀」に対し、家族が「しっかり送りたい」と考えるなど、価値観の違いは珍しくありません。

こうした事態を避けるためには、生前準備をしていることを家族と共有し、定期的に話し合いの場を設けて、お互いの希望を理解し合うことが最善の策です。

契約解除・キャンセル問題

生前予約や契約をしてから実際に葬儀が行われるまでに長い年月が経過すると、社会情勢や個人の状況が変化することがあります。

予約していた葬儀会社が倒産・廃業したり、ご自身の要望が変わったりする可能性も考慮しなければなりません。

前払いをしている場合は特に、万が一の際の費用保証や、契約内容(解約・変更に関する規定)を事前に細かく確認しておくことが不可欠です。

終活で葬式の事前準備をする際によくある質問

終活で葬式の事前準備をする際によくある質問をいくつかご紹介。

家族葬と一般葬の違いは?

家族葬は、ごく親しい親族や友人など、限られた人数(概ね30人未満)で行う小規模な葬儀形式です。

参列者の対応に追われることなく、故人との最後の時間を静かに過ごすことを重視します。平均費用は、一般的に約110万円程度とされています。

対して一般葬は、ご親族、友人、会社関係者など、幅広い関係者を招いて大々的に行う従来の葬儀形式です。

一般葬の全国平均費用は約150~200万円程度であり、家族葬よりも規模が大きく費用も高くなる傾向にあります。

ただし、家族葬であっても人数の厳密なルールはなく、数十名規模で行われることもあります。

葬式を生前予約すると得か?

葬儀の生前予約は、残されたご家族の心身や経済的な負担を大幅に軽減できるという大きなメリットがあるため、「得である」と言えます。

事前に葬儀内容や祭壇、費用を自分で決定できるため、ご自身の希望に沿った葬儀を実現しやすくなります。

また、葬儀費用を前もって把握し、計画的に準備できる点や、早期予約による割引制度を利用できる場合がある点も利点です。

特に独身の方や身寄りのない方にとっては、周囲に迷惑をかけずに最期を迎えるための大きな安心材料となります。

費用を抑えるために省ける項目は?

葬儀費用を抑制する最も効果的な方法は、葬儀の規模を小さくすることです。

具体的には、お通夜や告別式といった宗教儀式を省略する形式を選ぶことで、費用を大幅に抑えることができます。

例えば、火葬式(直葬)は、通夜や告別式を省略し火葬のみを行う最も簡素な形式であり、平均費用は約30万円程度と他の形式より安く済みます。

また、一日葬は、お通夜を省略し告別式から火葬までを一日で済ませる形式です。参列者の人数を抑えることで、会場費や飲食費、返礼品の費用も減らすことができます。

記事全体のまとめ

終活とは、人生の終盤に向けて準備を進める、ポジティブな取り組みであり、残された家族の負担を軽減し、ご自身の人生を豊かにするための活動です。

葬儀に関する準備は、終活の中でも特に重要であり、ご自身の希望する葬儀スタイル(宗派、形式、規模)を明確にし、その情報をエンディングノートに整理することが大切です。

葬儀社選びは慎重に行い、複数の業者から見積もりを取って費用を明確にし、家族と事前に話し合いを重ねることで、不測のトラブルを避け、心残りのないお別れの時を迎えることができるでしょう。

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