先祖代々のお墓を今後どうするか、高齢の親を抱える中で、改葬を考える人が増えています。
ですが、いざ「改葬の見積もり」を取ろうとしても、何を基準に判断すれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、改葬に必要な費用の内訳や見積もりを取る際のポイントなどを徹底解説します。
無駄な出費を防ぎ、スムーズに改葬を進めるための情報が詰まっています。
見積もりを依頼する前にこの記事を読むことで、正しい判断と安心の選択ができるようになります。
また、改葬や墓じまいなどに関する相談については感謝のお葬式にお任せください!
業界数十年のプロも在籍しており、一人一人に合わせた最適なご説明いたしますので、ご連絡お待ちしております。


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改葬の見積もりとは何か?基本の仕組みを解説
改葬とは、既存の墓地に埋葬されている遺骨を別の場所に移すことを指します。
宗旨替えや継承者不在、墓地の老朽化などの理由で行われることが多いです。
この改葬にはさまざまな費用が発生します。
その費用の内訳を事前に把握し、計画的に手続きを進めるために必要なのが「見積もり」です。
見積もりは、単に金額を知るだけでなく、どの工程にどれだけの費用がかかるのかを把握し、トラブルや無駄な出費を防ぐための大切なステップです。
また、業者によって料金体系やサービス内容が異なるため、複数の見積もりを比較することも重要です。
改葬の見積もりに含まれる主な費用項目
改葬の見積もりには、大きく分けて以下のような費用項目が含まれます。
- 墓石の解体や撤去費用
- 遺骨の取り出しと洗骨費用
- 改葬許可証の取得手続き費用
- 新しい納骨先での納骨費用
- 交通費・人件費・供養費用など
墓石の解体・撤去費用
墓石を取り除く作業には専用の重機が必要となるため、費用は高くなりがちです。
相場は10万〜30万円前後です。
遺骨の取り出しと洗骨費用
遺骨を取り出す際には丁寧な作業が求められます。
洗骨が必要な場合は、別途費用が発生することがあります。2万〜5万円程度が一般的です。
必要書類の取得手続き費用
改葬証明証などの必要な書類に関する自治体への申請を代行してもらう場合は、事務手数料として1万〜2万円程度かかることがあります。
新しい納骨先での納骨費用
新しい墓地や納骨堂での納骨にかかる費用も見積もりに含まれます。
樹木葬の場合は埋葬方法や立地などによって費用が変動するため、100万円以上の費用が発生する場合があります。
また、海洋散骨などの散骨する場合は納骨先での費用は発生しませんが、散骨をするための費用がかかります。
交通費・人件費・供養費用など
現地までの移動費や僧侶への読経料など、細かな費用も積み重なります。
5万円程度は想定しておくとよいでしょう。
改葬の見積もり相場はいくら?目安と地域差
改葬にかかる全体的な費用は、状況や地域によって大きく異なります。
たとえば、都市部では人件費や作業車両の出入りなどのコストが高くなる傾向があり、地方に比べて費用が割高です。
一般的な改葬の費用総額は、30万〜100万円が目安となります。
墓地が山間部にある場合は、重機や作業員の手配に追加費用が発生します。
遺骨の数が多い、または複数の場所に分骨する場合などもコストが増加します。
寺院墓地では閉眼供養や離檀料が必要になる場合があり、別途数万円〜数十万円かかることも。
費用相場を知ることで、業者の提示金額が妥当かを判断する目安となりますので、基本的には業者に依頼する場合複数社に見積りを貰い比較することで相場を見極めることができます。
改葬の見積もりを依頼する手順と流れ
改葬の見積もりを依頼するには、以下の手順で進めるのが一般的です。
- 現状の把握
- 業者の選定と問い合わせ
- 現地調査の実施
- 見積書の受け取りと内容確認
- 契約の締結と日程調整
現状の把握
まず、現在のお墓の場所、構造、使用年数、遺骨の数などを整理します。
これにより業者が現地状況を正確に把握でき、適切な作業計画と見積もりを立てることができます。
写真を撮っておくと、事前の問い合わせ時にも役立ちます。
業者の選定と問い合わせ
地元の石材店や終活専門業者に問い合わせを行い、改葬に対応しているか、またどのような実績があるかを確認します。
複数の業者に連絡を取り、サービス内容や費用感を比較することがポイントです。
口コミや評判もあわせて調べましょう。
現地調査の実施
業者が現地で墓地の状態やアクセス状況を確認し、それに基づいた見積もりを作成します。
このとき、周囲の墓所への配慮や重機の搬入経路の確認など、作業に支障がないかも確認されます。
調査は無料で行う業者も多いため、依頼前に確認しましょう。
見積書の受け取りと内容確認
複数業者から見積書をもらい、金額や内訳、対応範囲をしっかりと比較します。
費用の明細が細かく記載されているか、追加費用の発生条件が明確かどうかも重要です。
不明点があれば遠慮せずに問い合わせましょう。
契約の締結と日程調整
納得できる業者を選び、作業スケジュールを調整して契約を結びます。
契約書には作業内容・金額・支払い時期・キャンセル時の対応などが記載されているため、内容をよく確認してから署名しましょう。
家族とも十分に話し合い、意見を共有しておくことも大切です。
改葬の見積もりを比較する際のチェックポイント
複数の業者から見積もりを取ったら、次のような点を比較検討しましょう。
- 費用の明細が明確かどうか
- 追加費用の可能性について記載があるか
- 対応内容の違い
- 対応エリア・対応スピード
- 口コミ・評判の確認
費用の明細が明確かどうか
各項目の内訳がきちんと示されているかを確認しましょう。
不明瞭な一式表記には注意が必要です。
追加費用の可能性について記載があるか
作業当日に発生する可能性のある費用(例:追加の撤去作業、人員増加など)が記載されているかを確認します。
対応内容の違い
手続き代行の有無、僧侶の手配、遺骨の移送サポートなど、業者ごとのサービス内容の違いをチェックします。
対応エリア・対応スピード
遠方でも対応してくれるか、または急な対応に応じてくれるかも比較ポイントです。
口コミ・評判の確認
インターネットや知人の紹介などで、過去の利用者の評価も参考にすると安心です。
改葬の見積もりでよくあるトラブルと対策
改葬に関わる見積もりでは、次のようなトラブルが起こることがあります。
- 見積もりと最終請求額が大きく異なる
- 工程や内容の説明不足
- 業者の対応が不親切
見積もりと最終請求額が大きく異なる
途中で「想定外の作業が発生した」として追加請求されるケースです。
事前に追加費用の条件を明記してもらいましょう。
工程や内容の説明不足
「何の作業にどの費用がかかっているのか分からない」と感じるケースです。
対策としては、見積書には必ず説明を求めましょう。
業者の対応が不親切
問い合わせへの返答が遅い、説明が曖昧、マナーが悪い業者には注意が必要です。
これらを防ぐには、複数業者から見積もりを取り、内容を十分に比較検討することが有効です。
記事全体のまとめ
本記事では改葬に必要な費用の内訳や見積もりを取る際のポイント、よくあるトラブルと対策についても解説していきました。
改葬は心の整理と共に、多くの手続きと費用が発生するため、事前準備が大変重要です。
見積もりを正しく取得・比較することで、納得のいく改葬を進めることが可能になります。
本記事の内容やその他些細なお悩みがありましたら、ぜひ感謝のお葬式にお任せください。


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