遺品整理を自分たちで進めている中で、「時間が足りない」「物が多すぎて終わらない」と感じていませんか？
家族と協力して片付けを進めてはいるものの、週末しか作業できず、体力的にも精神的にも限界を感じる方も多いでしょう。
そんなときに選択肢として浮かぶのが、遺品整理の専門業者の利用です。
この記事では、業者を使うことで得られる7つの具体的なメリットやデメリット、業者を選定する際のポイントについて解説していきます。
読むことで、無理なく整理を進める方法や、後悔しない業者選びのポイントがわかります。
〒157-0066
東京都世田谷区成城2-15-6 イル・レガーロ成城1F
（成城学園前駅 徒歩4分）
営業時間
10:00~17:00 土日祝も営業
（事前予約いただければ上記時間外も対応いたします。）
※来店予約は必須ではありません。お気軽にお立ち寄りください。
お電話・ご希望の場所（施設・ご自宅など）への訪問でのご相談もお受けしております。
遺品整理を業者に依頼する7つのメリットとは？
遺品整理は、故人が残した多くの品物を整理し、必要なものを選別し、不要なものを処分するという、非常に時間と労力のかかる作業です。
遺族自身で行うことも可能ですが、多くの負担が伴うため、専門業者に依頼する方が増えています。
業者に依頼することで以下のようなメリットがあります。
- 時間と労力の大幅な削減が可能になる
- 精神的な負担が軽くなり家族との関係が良好に
- 専門的な分別と処分でトラブルを回避できる
- 遺品の供養やお焚き上げも対応してもらえる
- 依頼者のニーズに合わせた柔軟な対応が可能
- 孤独死やゴミ屋敷の対応も慣れているため安心
- 法的なトラブルに対してアドバイスが受けられる
時間と労力の大幅な削減が可能になる
遺品整理は、故人の家が遠方にある場合や遺品が大量にある場合、遺族だけで行うと予想以上に時間がかかります。
特に仕事が忙しい場合や小さな子供がいる場合など、十分な時間を確保できないこともあります。
また、重たい家具や家電の運び出しやゴミの分別、運搬なども体力的に大きな負担となります。
遺品整理業者に依頼すれば、複数のスタッフが効率的に作業を進めるため、早ければ数時間、荷物が多くても1日～2日程度で作業を終えることが多く、遺族は時間的・体力的な負担を大幅に軽減できます。
精神的な負担が軽くなり家族との関係が良好に
大切な家族を亡くした後、すぐに遺品整理に着手することは精神的に非常に辛い場合があります。
故人の思い出が詰まった品々に触れることで、悲しみが増したり、感傷に浸って作業が進まなくなったりすることもあります。
また、「誰が遺品整理を行うのか」や遺品の相続を巡って遺族間で意見が対立し、トラブルに発展するケースも見受けられます。
遺品整理業者は、遺族の繊細な心情に寄り添いながら、故人への敬意をもって遺品を取り扱うため、遺族の精神的な負担を軽減できます。
さらに、第三者である業者に依頼することで、遺品整理の担当者を決める必要がなくなり、遺族間の不要な揉め事を避ける助けにもなります。
専門的な分別と処分でトラブルを回避できる
遺品の中には、相続手続きに必要な書類や貴重品、思い出の品などが含まれています。
素人では山のような荷物の中から見つけ出すのは困難であり、誤って処分してしまうリスクもあります。
遺品整理業者は、経験豊富なスタッフが故人や遺族の思いを尊重しながら、大切なものや必要なものを探し出し、仕分けてくれます。
特に、相続手続きに関連する財産や借金につながる書類、想い出の品や貴重品 を見つけてもらえるのは大きなメリットです。
また、不用品の処分についても、適切な方法で行わないと不法投棄などのトラブルにつながる可能性があります。
許可を持つ業者に依頼すれば、法律に基づいた正しい方法で処分してくれるため安心です。
遺品の供養やお焚き上げも対応してもらえる
遺品の中には、仏壇や神棚、人形など、そのまま処分することに抵抗を感じるものがあります。
正しく供養したいと考えても、どこに依頼すればよいのか、どのような手続きが必要なのか分からず困る場合があります。
遺品整理業者の中には、遺品の供養に対応しているところがあり、提携しているお寺や神社へ供養を依頼してくれるなど、スムーズに供養を進めるサポートをしてくれます。
宗派によって供養の方法が異なる場合があるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
依頼者のニーズに合わせた柔軟な対応が可能
遺品整理業者の中には、遺品の片付けだけでなく、様々な関連サービスを提供しているところがあります。
例えば、遺品の買取や、清掃、解体、リフォーム、不動産売却への橋渡しなど、遺品整理後の家の対応まで含めて相談できる業者も存在します。
依頼者の個別の要望や状況に合わせて、必要なサービスをまとめて依頼できるのは大きな利便性となります。
孤独死やゴミ屋敷の対応も慣れているため安心
故人が孤独死されていた場合や、家がゴミ屋敷のような状態になっていた場合、遺品の片付けに加えて特殊清掃や消臭作業が必要になることがあります。
孤独死の遺品整理作業は専門的な知識と技術が必要であり、遺族自身で行うのは困難です。
遺品整理業者の中には、特殊な状況での作業に慣れており、遺品整理と合わせて特殊清掃や脱臭・除菌などにも対応できる業者も存在します。
孤独死の現場であっても、家を綺麗にしてもらえるため安心です。
法的なトラブルに対してアドバイスが受けられる
遺品整理を進める中で、故人の財産や借金が明らかになり、相続に関する手続きやトラブルが発生することがあります。
また、故人の住まいが持ち家だった場合の不動産に関することや、公共料金の解約などの行政手続きなど、専門的な知識が必要な場面も少なくありません。
遺品整理業者の中には、相続手続きの代行センターと連携している、弁護士などの専門家と提携している、または遺品整理士が法知識を身につけているなど、法的な問題に関するアドバイスやサポートを提供できる業者も存在します。
そのため、遺族は不慣れな手続きや予期せぬトラブルにも安心して対処できます。
遺品整理を業者に依頼する際のデメリットと注意点
遺品整理を専門業者に依頼することは多くのメリットをもたらしますが、一方でいくつかのデメリットや注意すべき点も存在します。
依頼を検討する際には、デメリットや注意点などの側面も理解しておくことが重要です。
費用がかかるため家計に負担がかかる場合もある
遺品整理業者に依頼する最大のデメリットは、当然ながら費用が発生することです。
自分で遺品整理を行う場合と比較すると、専門業者に依頼する方が費用は高くなる傾向があります。
理由としては、業者が必要な人員を確保し、短期間で効率的に作業を行うためのコストや、適切な方法での不用品処分に関わる費用などが含まれるためです。
遺品の量や家の広さ、作業内容によって費用は大きく異なり、数万円から数十万円、場合によっては100万円を超えることもあります。
しかし、自分で遺品整理する場合も、ゴミ処分費用や運搬費、清掃用具費、遠方の場合は交通費などがかかります。
時間的なコストも考慮すると、費用をかけて業者に依頼する方が結果的に負担が少ない場合もあります。
買取可能な品物は、費用から差し引かれるため、経済的な負担を軽減できる可能性もあります。
悪質な業者によるトラブルのリスクがある
遺品整理業界には、残念ながら以下のような悪質な業者が一部存在します。
- 見積もり無料と言っておきながら訪問後に支払いを強要する
- 見積もりにはない作業を勝手に行い追加料金を請求する
- 遺品を不当に高く買い取るかのように装って安く引き取る
- 依頼された遺品を不法投棄する
- 大切なものを勝手に処分してしまう
悪徳業者を避けるためには、業者のホームページの有無、口コミや評判、明確な見積書の提示、必要な資格や許可（一般廃棄物収集運搬業許可、古物商許可など）の有無を確認し、複数の業者から相見積もりを取って比較することが重要です。
遺族間で依頼の可否について意見が分かれることも
遺品整理を業者に依頼するかどうか、費用負担をどうするかなどについて、遺族や親族間で意見が分かれる可能性があります。
遺品整理は故人との最後の向き合いの場であるため、自分たちの手で行いたいと考える人もいれば、時間的・体力的な負担を考慮して業者に任せたいと考える人もいるでしょう。
業者に依頼する場合、費用負担の割合を決める必要も出てきます。
事前に遺族間でしっかりと話し合い、全員が納得できる方法を選択することが、後々の関係性を良好に保つためにも大切です。
業者の中には、遺族間の意見調整に関する相談に乗ってくれる場合もあります。
業者によっては丁寧さに差があるため注意が必要
遺品整理業者の品質やサービス内容は一様ではありません。
遺品への取り扱い方、貴重品や重要書類の探索の丁寧さ、仕分けの基準、遺族への寄り添い方 など、業者によって対応に差があります。
スピード重視で何でも捨ててしまう業者も中にはいるようです。
遺品整理士の資格を持つスタッフが在籍している業者は、遺品への適切な心構えや専門知識を持っている可能性が高く、より丁寧に作業を進めてくれることが期待できます。
業者を選ぶ際には、担当者の対応の丁寧さや、遺品の取り扱いに関するポリシーを確認することが重要です。
遺品整理業者を選ぶときに重視すべきポイントは？
遺品整理を業者に依頼するメリットとデメリットを踏まえ、後悔しないためには信頼できる業者を選ぶことが最も重要です。
数ある業者の中から、自分たちの状況やニーズに合った適切な業者を見つけるためには、いくつかのポイントを重視する必要があります。
料金体系の明確さと見積もりの透明性
遺品整理にかかる費用は、遺品の量や家の広さ、作業内容によって大きく変動します。
業者を選ぶ際には、まず料金体系が明確であるか、そして提示される見積もりが詳細で透明性があるかを確認しましょう。
見積書には、会社名や連絡先などの基本情報に加え、作業内容、各項目にかかる料金の内訳などが分かりやすく記載されているべきです。
見積もりは無料で行っている業者が多く、実際に現場を確認した上で正確な金額を提示してくれる出張見積もりを利用すると安心です。
可能でしたら複数の業者から相見積もりを取り、内容を比較検討することで、適正価格を見極めることができます。
作業後の追加料金が発生しないことを明確に謳っている業者を選ぶと、費用のトラブルを避けられます。
遺品の取り扱いに関するポリシーや実績
遺品整理は単なる片付けではなく、故人の人生や遺族の思いが込められた品々を扱うデリケートな作業です。
そのため、遺品に対する心構えを持ち、丁寧に扱ってくれる業者を選ぶことが大切です。
遺品整理士の資格を持つスタッフが在籍しているか、過去の作業実績が豊富か、遺品の分別や貴重品捜索の経験があるか、といった点を確認しましょう。
また、依頼者の要望をしっかりと聞き、遺族と確認しながら作業を進める、残しておきたい品物について具体的に伝えれば捨てずに残しておいてくれるなど、コミュニケーションを丁寧に行い、遺族の心情に寄り添った対応をしてくれる業者を選びましょう。
必要な資格や許可を有しているかも、信頼性を判断する上で重要なチェックポイントです。
口コミや評価、実際の利用者の声をチェック
実際にその業者を利用した人の声や評価は、業者を選ぶ上で非常に参考になります。
ホームページや比較サイトに掲載されている口コミや評判を確認してみましょう。
ただし、口コミの中には信頼できないものもあるため、複数のサイトで確認したり、全体的な傾向を見たりすることが大切です。
具体的な作業事例やお客様の声が掲載されている業者は、サービスの質や対応の様子を知る手がかりになります。
また、問い合わせ時の電話やメールでの対応の丁寧さも、実際の作業におけるスタッフの質を判断する材料となります。
遺品整理を業者に頼むと費用はいくらかかる？
遺品整理を業者に依頼する場合、具体的な費用は様々な要因によって変動します。
費用の目安を知り、予期せぬ追加費用を避けるための方法を理解しておくことは、スムーズな依頼につながります。
作業内容や家の広さによって大きく異なる
遺品整理の費用は、主に作業対象となる家の広さ（間取り）遺品の量によって大きく異なります。
一般的に、間取りが広いほど、また遺品が大量にあるほど、作業時間や人員、不用品の処分費用がかさむため、料金も高くなります。
例えば、ワンルームの遺品整理は数万円からが目安となることが多い一方、一軒家丸ごとの遺品整理では数十万円から100万円程度かかる場合もあります。
不用品の運搬経路や、特殊清掃や遺品供養 などのオプションサービスの有無も費用に影響します。
追加費用がかかるケースとその回避方法
見積もり段階では安価に見えても、作業を進める中で追加費用が発生し、最終的な請求額が高額になるという悪質なケースが報告されています。
以下のような状況では追加費用が発生しやすいです。
- 見積もり時よりも遺品が多かった場合
- 作業中に予期せぬ状況（例：大量の不用品、特殊な清掃が必要な汚れなど）が発生した場合
- 依頼者が見積もりに含まれていない作業を追加で依頼した場合
追加費用を回避するためには、契約前に詳細で明確な見積もり書を必ず確認し、作業範囲や含まれるサービスについて業者としっかりと取り決めを行うことが重要です。
また、追加費用が発生する可能性がある状況について事前に説明を受け、追加費用の有無や上限についても確認しておきましょう。
信頼できる業者は、見積もり後の追加料金なしを保証している場合もあります。
複数の業者から見積もりを取り、内容を比較検討することも、適正価格を見極める上で役立ちます。
買取による費用削減の可能性
遺品整理で出る不用品の中に、まだ使用可能な家電や家具、価値のある骨董品、貴金属などが含まれている場合があります。
遺品整理業者の中には、品物の買取サービスを行っている業者も多く存在します。
買取可能な品物を業者に買い取ってもらうことで、その買取金額を遺品整理の費用から差し引いてもらえる場合があり、結果的に費用負担を軽減できる可能性があります。
自分でリサイクルショップに持ち込んだりフリマアプリで売却したりする手間や労力を省けるというメリットもあります。
事前に買取サービスがあるか、どのような品物が買取対象となるかを確認しておくと良いでしょう。
また、年間買取件数3,000件以上の買取実績があり、出張/査定費無料で専門スタッフが適正に査定をして高額買取を実現している感謝の遺品整理にお任せください！
遺品整理を業者に頼んでも後悔しないためには？
遺品整理を業者に依頼することは多くのメリットがありますが、一方でトラブルのリスクや、遺族の意向が十分に反映されない可能性もゼロではありません。
業者への依頼を成功させ、後悔しないためには、事前の準備と業者との連携が重要です。
事前に見積書と契約書を確認する
遺品整理業者との間で最も多いトラブルの一つが、費用に関するものです。
避けるためには、依頼する前に必ず詳細な見積もり書を作成してもらい、作業内容、費用の内訳、追加料金が発生する可能性のある項目とその条件などを隅々まで確認することが不可欠です。
不明な点や疑問点は、契約前に遠慮なく業者に質問し、納得できるまで説明を受けましょう。
口頭での約束だけでなく、作業内容や費用に関する合意事項は必ず契約書として書面に残すことも重要です。
後々の「言った、言わない」といったトラブルを防ぐことができます。
業者とのコミュニケーションを丁寧に行う
遺品整理の作業中、業者と遺族の間で認識のずれが生じると、大切なものを誤って処分されてしまうなどの問題が発生する可能性があります。
後悔しないためには、業者と密にコミュニケーションを取り、故人の意向や遺族の希望をしっかりと伝えることが重要です。
残しておきたいもの、探してほしいもの、供養してほしいものなどがある場合、具体的に業者に伝えましょう。
作業前に立ち会い、指示を出したり確認したりする時間を設ける、立ち会いが難しい場合はリモートでの確認など代替手段が可能か相談するなど、作業プロセスにおける確認体制についても事前に話し合っておくと安心です。
親身になって相談に乗ってくれる、遺族の気持ちに寄り添ってくれる業者を選ぶことが、円滑なコミュニケーションの鍵となります。
自分たちで手をつける範囲を明確にする
遺品整理の全てを業者に丸投げするのではなく、自分たちでできる範囲や、どうしても自分たちでやりたい部分を決めておくことも、後悔しないためのポイントです。
例えば、特に思い入れの深い品物や貴重品、重要書類などは、事前に自分たちで探し出して別の場所に移動させておくことで、誤って処分されるリスクをなくし、安心して業者に任せられます。
また、ある程度の仕分けや清掃を自分たちで行っておくことで、業者に依頼する作業量を減らし、費用を抑えることにもつながります。
自分たちのペースで遺品と向き合う時間も確保でき、気持ちの整理にもつながる可能性があります。
遺品整理業者のメリットに関するよくある質問
遺品整理業者のメリットに関連するよくある質問を3つご紹介。
荷物の量に制限はある？
軽トラック1台分から、一軒家丸ごとの整理まで幅広く対応可能ですが量に応じて費用も高くなります。
荷物量に応じたプランを選べば、無駄なく依頼できます。
見積もりやキャンセル料は？
多くの業者が無料見積もりに対応しています。
キャンセル料については事前確認をおすすめしますが、基本的には無料としている業者が多数です。
家族が遠方にいても依頼できる？
業者によっては可能です。
ビデオ通話や写真による対応、鍵の預かり・郵送など、立ち会いが困難な場合にも柔軟に対応してくれる業者が増えています。
記事全体のまとめ
遺品整理は、故人が遺した品々を整理するだけでなく、遺族の心身のケアや様々な手続きを伴う重要なプロセスです。
遺族自身で行うには時間的、体力的、精神的な負担が大きく、専門的な知識や経験がないと難しい場面も多々あります。
遺品整理は、故人への最後の心遣いであり、遺族が新たな一歩を踏み出すための大切な区切りでもあります。
ご自身の状況や希望に合わせて、最適な方法で遺品整理を進めることをお勧めします。
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