故人が亡くなって1年の命日に一周忌を行いますが、家族のみで行いたいと思う方も少なくありません。

しかし、一周忌を故人の友人・知人・仕事の関係者などの参列をお願いせずに家族の身で行うのは失礼なのか、マナー違反ではないのかと気になる方も多いと思います。

また、家族のみで一周忌を行う場合はどのような持ち物・服装が適切なのかマナーについても気になりませんか？

今回は下記のような家族のみで行う一周忌について悩みや疑問を持っている方必見。

本記事では、一周忌は家族のみでも可能なのか、準備やマナーについてご紹介していきます。

一周忌は家族のみでもいいのか

「そもそも一周忌を家族のみで行ってもいいの？」と気になる方もいると思いますが、基本的には一周忌を家族のみで行っても問題ありません。

家族のみで行う場合はメリット・デメリットがありますのでご紹介いたします。

家族のみで行うメリット

家族のみで行う場合のメリットは以下です。

遺族の負担が少なくなる

一般的な一周忌の場合は、参列者の対応に追われあまりゆっくりできないことも多いですが、家族のみで行う場合は参列者が限られていますので、遺族の負担が少なくなるのもメリットの1つです。

スケジュールが調節しやすい

何十人も参列者が集まる場合は、ある程度参列しやすい日程にする必要があります。

しかし、家族のみの場合は参列者が限られていますので、ある程度自由に日程を選ぶこともできます。

家族のみで行うデメリット

家族のみで行う際のデメリットをご紹介します。

トラブルになる可能性がある

「どうして一周忌を招待してくれなかったんだ」「参列したいんだけどまだ連絡が来ない」など、人によってはなぜ家族のみで行うのか疑問に感じる方もいます。

そのため、なぜ家族のみで行ったのか明確な理由を法要後にあいさつ文などで明記した方がトラブルを避けることができます。

費用が高くなる可能性がある

家族のみで行う場合は参列者が少ないため、準備の時間や返礼品の負担も少ないため費用が安くなると思いませんか？

参列者が少ない分、香典も少なくなりますので費用を安くするために家族のみにしたのに結局高くなってしまった、という可能性もあります。

一周忌を家族のみで行う際の参列者について

家族のみで行う一周忌に参列する方は、マナーについて気になりませんか？

今回は服装・持ち物などについてご紹介します。

参列者の服装

「参列者が家族のみだし服装はカジュアルな感じでもいいのかな？」などはじめて参列する方は、服装について気になる方も多いと思いますが、家族のみであっても服装は喪服を着用しましょう。

葬式の際に着用したブラックスーツ・ブラックフォーマルなどであれば問題ありません。

ワイシャツについては白色無地、襟についてはワイドカラー・レギュラーカラーが適切です。

「中学生や高校生の場合も喪服を着用した方がいい？」という点についてですが、学生の場合は喪服ではなく学校で着ている学生服があればそちらを着れば問題ありません。

しかし、大学生の場合は一般的には学生服がありませんので喪服を着用して参列することが望ましいです。

アクセサリーについて

アクセサリーについてはネックレス・ピアスで葬式に適した種類であればつけて参列しても問題ありませんが、基本的には外して参列しましょう。

また、ブレスレットやネクタイピンなどは外して参列しましょう。

ネックレスやピアスの場合、真珠であればつけることができますが、女性の洋装、真珠の大きさ・アクセサリーの種類・色など細かいマナーがありますので、詳しい内容については下記記事をご覧ください。

参列者の髪について

特に髪を染めている方は、そのまま参列してもいいのか不安になりませんか？

髪色については基本的に染めなおして地毛の色にすることが望ましいです。

美容院だけでなく市販のカラー剤やウィッグなど選択肢はいくつかありますが、どれもメリット・デメリットがありますので最適な方法を選びましょう。

また、髪型については男性・女性共に清潔感のある髪型が葬式には適していますので、寝ぐせを整えるだけでなくしっかり準備しましょう。

特に男性の場合は髪を整える際にワックスを利用する方も多いと思いますが、髪型だけでなくワックス自体にも葬式に適している種類がありますので注意が必要です。

まとめ

本記事では、一周忌は家族のみでも可能なのか、準備やマナーについてご紹介しました。

家族のみで行う場合は、メリットだけでなくデメリットもありますので注意が必要です。