自宅葬とはどのような葬儀?特徴・費用・メリットなどを徹底解説!

自宅葬はその名の通り自宅で行う葬儀なのか、どのような特徴があり一般的な葬儀との違いは何か気になりませんか?

葬儀の形式を選ぶ際に、葬儀会場が遠く移動が大変の為、自宅を葬儀会場として葬儀を行いたいと考える方も少なくありません。

自宅で葬儀ができるから移動面で負担がなくて楽にできそう。と思い特徴を理解せずに選んでしまうと、後で後悔するかもしれません。

自宅葬にはメリットだけでなく大変さやデメリットもありますので、理解をして他の形式と比較する必要があります。

そこで、今回は自宅葬の特徴や流れ・メリットデメリット・負担軽減方法からよくある質問まで網羅的に解説。

本記事を読めば、自宅葬とはどのような葬儀なのか明確に理解することができます。

更に、「自宅葬を実際に検討したい」「プロにもっと詳しく相談したい」という方は、感謝のお葬式であれば電話や対面で相談することができます!

些細なお悩みでも問題ありませんので、お待ちしております。

感謝の終活 成城サロン
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営業時間
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(事前予約いただければ上記時間外も対応いたします。)
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お電話・ご希望の場所(施設・ご自宅など)への訪問でのご相談もお受けしております。

自宅葬とは

自宅葬とは斎場・葬儀会館などではなく、故人の自宅を葬儀会場として通夜や葬儀を行うことです。

自宅を葬儀会場として利用するため、事前準備が必要になり葬儀前・葬儀中・葬儀後にも作業が多いですが、会場に向かう必要がないため移動面では楽です。

自宅葬の費用

自宅葬の費用についてですが、葬儀社に依頼をする場合は約50万前後の費用が多く、依頼をしないで全てご自身で行う場合は約20万前後の金額で済みます。

葬儀社の依頼有無を問わず、自宅葬であれば一般葬よりも比較的安いことが多いですが、オプションなどをつける場合は高くなります。

自宅で葬儀を行うため近隣住民のトラブルや事前準備などが重要になりますので、基本的には葬儀社に依頼することをおすすめします。

葬儀社に依頼をしておけば、何かしら不具合が起きた際、トラブル発生時の対応、葬儀をスムーズに進めるためのアドバイスなども、プロが対応してくれます。

自宅葬が選ばれる理由

一般葬ではなく自宅葬が選ばれる理由としては、費用のこともありますが、故人の要望で最後は家でみんなとお別れがしたいと生前に依頼されていた場合や、親族が身体的な問題で葬儀会場までいけない場合もあります。

また、特に冬だと流行り病などの影響で、なるべく自宅で行いたいと要望があることも。

自宅葬の流れ

一般葬ではなく自宅葬にした場合の流れですが、葬儀自体の流れは変わりませんが以下のような違いがあります。

  • 遺体の安置場所
  • 葬儀の準備
  • 葬儀後の片付け

遺体の安置場所

通常の葬儀であれば、遺体の安置場所の候補として斎場の選択肢があり、設備面で基本的に斎場を選ぶ方も多いと思いますが、自宅葬の場合は自宅か安置施設になります。

安置施設の場合は搬送費用・ドライアイス・施設利用料・付き添い費用などの費用がかかり、1日あたり数万円の費用が発生します。

自宅で安置をする場合は施設利用料や付き添い費用などは発生しませんが、安置するための場所確保や腐食を進ませないためにも、ドライアイスの購入やエアコンなどで温度を調節する必要があります。

葬儀の準備

自宅を葬儀会場として利用するため、部屋の片づけをしてスペースを確保する必要があります。

葬儀社に依頼をする場合は部屋の準備以外の手続きや道具の確保、式の進行などはサポートしてくれますが、依頼しない場合は全てご自身で準備する必要があります。

葬儀後の片付け

葬儀の片付けについても、葬儀会場であればスタッフなどが行いますが自宅葬の場合はご自身で片付けをする必要があります。

更に、葬儀社に依頼をしていない場合は葬儀後の対応も全て行います。

自宅葬のメリット

自宅葬を選ぶメリットとしては、以下の3つです。

  • 費用が比較的安い
  • ある程度自由なプランニング
  • 葬儀後の片付け

費用が比較的安い

1つ目のメリットは費用が比較的安い点です。

一般葬の場合は参列者が数十人の場合もあり、飲食接待の費用も人数に合わせて増えますので、数十万円から100万円以上の場合も。

自宅葬であれば参列者を選定して少人数で行いますので、飲食接待の費用も少なく、会場も自宅の為費用が安くなります。

しかし、注意点としては参列者が少ない場合はその分香典も少なくなりますので、結果的にそこまで安くならない場合もあります。

必ず数十万円も安くなるわけではなく、香典の金額によっては一般葬の方が最終的には費用が安かった。というケースもありますので、費用だけで自宅葬を選ぶことは避けましょう。

ある程度自由なプランニング

2つ目のメリットはある程度自由なプランニングができる点です。

一般葬の場合は会社の関係者から役員まで参列することも多く、故人の要望ではなく失敗しないための形式通りに進めることがほとんどです。

しかし、自宅葬であれば参列者も限定していますのである程度自由に葬儀を行うことができます。

例としては、一般葬などでは基本的にタブーとされているトゲがあるバラも、故人が生前好きだったからという理由で自宅葬では利用することもできます。

他にも、自宅葬であれば故人が生前よく聞いていた歌をBGMとして流すこともできます。

故人のための葬儀を自宅葬であればある程度叶えることが可能です。

ゆっくりとお別れすることができる

3つ目のメリットはゆっくりとお別れすることができる点です。

一般葬の場合は、滞在時間が限られていますので、時間通りに進める必要がありなかなかゆっくりとお別れはできません。

それに比べて自宅葬であれば、特に滞在時間は限られておらず葬儀の進行も一般葬に比べてある程度時間を長くすることもできますので、時間を気にすることなく過ごすことができます。

自宅葬のデメリット

自宅葬を選ぶデメリットとしては、以下の3つです。

  • スペースを確保する必要がある
  • 片付けや準備の手間がかかる
  • 近隣住民の配慮

スペースを確保する必要がある

1つ目のデメリットはスペースを確保する必要がある点です。

葬儀会場と比較すると自宅の場合スペースが狭く、ある程度参列者が入ることができるために場所を確保する必要があります。

手続き・訃報・その他準備がある中で更にスペースを確保するための荷物の整理などを早急に行う必要があるため、準備の段階で既に疲弊してしまうことも。

片付けや準備の手間がかかる

2つ目のデメリットは片付けや準備の手間がかかる点です。

自宅を葬儀会場にするためのスペース確保以外にも、安置を自宅にする場合は日数分のドライアイスや防水シーツが必要です。

更に葬儀社に依頼をしない場合は式の進行もご自身で行う必要があり、事前に流れなどの確認や参列者の駐車場の確認、葬儀に必要な物の準備や人数分の会葬御礼・精進落とし・通夜振る舞いの手配も必須です。

更に葬儀後にも片付けが多いため、一般葬と比較するとかなり手間がかかります。

近隣住民の配慮が必要

3つ目のデメリットは近隣住民の配慮が必要な点です。

特に騒音問題や駐車場については注意が必要で、トラブルが起きてしまうと葬儀後にも関係が悪化した状態のままになることもあります。

集合住宅で行う場合は、隣の部屋だけでなく上下の階にも念のため説明をすることが大切です。

また、駐車場については近くのパーキングエリアなどの確認を行い、無断駐車をしないよう参列者にも事前に説明をしましょう。

自宅から近くのパーキングエリアなどを共有しておくと参列者が迷うことなく止めることができます。

必ず事前に確認を行い無断駐車をしないように連絡しておきましょう。

自宅葬の注意点

自宅葬を行う上で気を付けた方がいい注意点を3つご紹介。

マナーやおもてなしは必要

自宅葬は一般葬に比べて形式は自由ですが、最低限葬儀としてのマナーは守りおもてなしはする必要があります。

服装や立ち振る舞い、マナーなどは必ず守りましょう。

自宅葬が禁止されていないか確認

一軒家の場合は基本的には問題ありませんが、集合住宅の場合は規約上自宅葬自体が禁止されている場合がありますので、事前に必ず大家さんや不動産屋に確認をしましょう。

また、禁止されていない場合もスペースが確保できない、高層階で遺体を運ぶことができない、などの場合は自宅葬はできません。

葬儀社の方に確認をして自宅葬が実現可能であるか事前に確認してもらうことが重要です。

訃報について

自宅葬の場合は友人・会社関係者などは基本的には呼ばず親族のみで行うことが多いため、訃報に近親者のみで行うと記載をしても、中には直接訪問してしまう方もいます。

自宅で行うため人数が増えると入れない場合もあり、会葬御礼や精進落とし・通夜振る舞いも人数分先に準備をしているため困ります。

そのため、先に参列者のみに訃報を届けて葬儀を行い、葬儀後に他の関係者の方にご連絡をするとトラブルを回避することができます。

自宅葬の負担軽減方法

自宅葬を行う場合の負担を軽減する方法は主に以下の3つです。

  • 葬儀社に依頼をする
  • 徹底的に事前準備を行う
  • 近親者のみで行う

葬儀社に依頼をする

一番おすすめな負担軽減方法は葬儀社に依頼をすることです。

依頼をする分費用は増えてしまいますが、書類関連の手続き、事前準備から葬儀中のサポート、葬儀後の対応や自宅葬に関するアドバイスまでプロから直接聞くことができ、遅滞なく進めることができます。

故人が亡くなってから葬儀までやるべきことが多く、その上自宅葬だと一般葬より更に作業が増えますので、基本的には葬儀社に依頼をしましょう。

徹底的に事前準備を行う

葬儀社に依頼をしても、当日天候が悪い・急に電気がつかなくなった。などの想定外のトラブルがありますので、徹底的に事前準備を行いましょう。

葬儀前には必ず葬儀社と打ち合わせを行いますので、必ず必要な作業があるのか、何をすればいいのか確認をしておくことで当日慌てずに対応することができます。

近親者のみで行う

自宅葬はスペースに限りがありますので、参列者が多いと入ることができなかったり駐車場が足りず問題になることもありますので、基本的には近親者のみで行いましょう。

自宅葬に関するよくある質問

自宅葬に関するよくある質問を3つご紹介。

自宅葬にはどのような準備が必要ですか

自宅葬で安置場所を自宅にする場合、病院から自宅まで移送をする手段を見つける必要があり、安置をする場合は腐食防止のためのドライアイスや防水シートなどの準備が必要です。

また、僧侶・料理の手配や葬儀で利用する宗教道具・納棺用品・祭壇・供花・遺影写真の準備も必要です。

宗派によって準備する物が異なりますので、葬儀社の方と打ち合わせをする際に必ず確認をして必要な物を忘れないようにすると同時に、死亡届の提出などの手続きも必ず忘れずに対応しましょう。

自宅葬ができない場合がある?

自宅葬ができないケースとしては、集合住宅で規約上自宅葬が禁止されている場合ですが、許可されている場合もスペースがない、遺体を部屋まで運べない場合は物理的に自宅葬ができません。

特に高層階でエレベーターを利用する場合は、遺体をエレベーターで移動することができるかも重要です。

また、一軒家の場合も駐車場のスペースがない場合や近隣住民から反発された場合は避けた方が無難です。

無理に自宅葬を行うと、その後の近隣住民との関係が悪化してしまうこともあり、トラブルになることもありますので、ご注意ください。

トラブルを避けるためのポイントを教えて欲しい

自宅葬でのトラブルを避けるためのポイントは以下の3つです。

  • 火災などの確認
  • 近隣住民の説明
  • 相談事や質問は葬儀社の方に事前に伝える

火災や匂いなどの確認

お香・ろうそくなどを火の取り扱いや、お香の場合は匂いがありますので匂いが部屋に充満していないか、近隣住民の迷惑になっていないかなどの確認を行いましょう。

近隣住民の説明

リンの音や線香の匂い、参列者の出入りなどがありますので、事前に説明がないと迷惑になってしまいます。

必ず事前に近隣住民の方に挨拶と説明を行い、何時ごろに終わるか、駐車場はどこを利用しているのかなどの不安事項を払拭できるようにしましょう。

相談事や質問は葬儀社の方に事前に伝える

葬儀当日は葬儀社のスタッフも進行などで忙しいため、自宅葬に関連する質問や悩みがあれば、打ち合わせの際や事前に質問をすることで、当日慌てずに対応することができます。

また、万が一のトラブルが起きた際の対応についても確認をしておくと安心です。

記事全体のまとめ

本記事では、自宅葬の特徴や流れ・メリットデメリット・負担軽減方法からよくある質問まで徹底解説していきました。

一般葬と比較すると費用面や故人の要望を叶えることができる自宅葬ですが、近隣住民の方の説明や駐車場やスペースの確保など、準備をする必要があります。

親族と話し合いどの形式が最も適しているかを比較して、後悔のない選択をしましょう。

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