改葬の費用はいくらが相場?内訳や金額を抑えるコツを解説!

お墓の管理をしている人の中には、遠方まで通うのが難しいなどの理由で改葬を考える人もいるでしょう。

改葬を検討したいが、費用や手続きが分からず二の足を踏んでしまう方も多いと思います。

この記事では、改葬を進めるにあたっての手続きと費用の内訳を紹介していきます。

また、お墓を移す先の種類や改葬のメリット・デメリットも解説しますので、改葬について理解を深めた上で、引っ越しの検討を進めることができるようになります。

本記事ではまず、改葬費用の相場・引っ越す種類について紹介し、最後には費用を抑えるコツについても触れていきますので、是非最後まで読んでみてください。

更に改葬について記事ではなくプロに直接相談したい方は、弊社にお任せください!

電話や対面でお話することができますので、些細なお悩みでもご連絡お待ちしております。

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改葬の費用

改葬とは、現在のお墓から遺骨を取り出して別のお墓へ移動することを指します。

一般的に3パターンに分けることができ、全ての遺骨の移動、遺骨 + 墓石の移動、一部の遺骨だけの移動があります。

なお、遺骨を他の場所に移さない場合でも、お墓を撤去し更地にし管理者へ使用権を返還する「墓じまい」は、行政手続上は改葬にあたります。

改葬にかかる合計費用は、一般的に100〜300万円が相場とされていますので、内訳を詳しく見ていきましょう。

内訳

改葬費用は大きく、「現在のお墓の墓じまい費用」と「新しいお墓にかかる費用」に分類できますが、さらに以下のように細かく分けられます。

現在の墓の撤去・整理費用

墓の撤去や整理を石材業者に依頼する際に発生する費用です。

金額は一般的に8〜10万円/平米、外柵などの付属品がある場合は〜20万円/平米とされています。

また、遺骨の取り出しや撤去も同じく石材業者に依頼しますが、遺骨1人分あたり1〜5万円が相場です。

石材業者を選ぶ際は、墓地が提携している業者がいる場合があるので管理者に確認しましょう。

遺骨を取り出す際、僧侶に依頼し開眼供養 (魂抜き) を行う場合がありますが、その場合はお布施として1〜5万円 (御車代込み) を支払うのが一般的です。

新しい墓の購入・建立費用

墓地取得費用を除いた新しい墓石の購入費用は、100〜200万円が相場のようです。

また、墓地を永代に渡って使用する権利を得るための永代使用料は、不動産と同様に土地一平米あたりの単価と土地面積によって決まります。

毎年の管理料とは別で一度で支払う費用となり、一般的な相場は30〜100万円と言われています。

墓の建立は区画の基礎工事と墓石の据付工事が必要ですが、据付工事の費用は墓石の大きさや付属品の有無で変動します。

一般的には基礎工事と合わせで合計10〜30万円となることが多いようですが、詳細は石材店に現地調査を依頼の上、事前に見積もりを取ることをおすすめします。

納骨費用

納骨は石材業者に依頼しますが、費用は1人分あたり3万円が相場のようです。

納骨とは別に開眼供養 (魂入れ) を行う場合は、僧侶にお布施を包むことになり、相場は1〜3万円/回です。

納骨と開眼供養を同時に行うこともあり、その場合は2回分のお布施を包むのが一般的ですが、金額は渡す側で決めてよいとされています。

宗派によって開眼供養が不要の場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

改葬許可申請の手続き費用

改装許可申請の手続きと費用は以下の通りです。

  • 改葬元の管理者に、埋葬許可証を発行してもらう。(300~1,500円/人数)
  • 改葬先の管理者に、墓地代と管理代を支払う。
  • 改葬先から、墓地使用許可証か永代使用承諾書を受け取り、受入れ許可証を発行してもらう。(無料~1,500円)
  • 地域の役所で、改葬許可申請書を取得し必要事項を記載。埋蔵証明書と受入れ許可証と共に提出する。
  • 地域の役所に、改葬許可証を発行してもらう。(無料~1,000円)

運搬費用

遺骨を運搬する場合、宅配業者の多くは遺骨の運搬は不可のケースが多いため、ゆうパックでの郵送がおすすめです。

ゆうパックの費用は通常の荷物と同じく、郵送する箱の大きさや距離で計算されますが、骨壷一つあたり2,000〜5,000円が相場です。

海外への郵送はできません

遺骨は自分で持ち帰り現地まで持参する場合も多く、その場合は運搬費用はかかりません。

墓石を運搬する場合は、距離や墓石の大きさなどによりますが、一般的に20万円以上の費用と想定しておけばよさそうです。

新しい墓地が受け入れを許可しているか、新しい墓地の区画に墓石が収まるか、墓石が運搬に耐えうる強度か (古すぎないか) などに注意しましょう。

その他の費用

その他改葬にかかる費用には、以下のようなものがあります。

離檀料

改葬元が寺院墓地で檀家になっている場合、離檀料が発生します。

離檀料はこれまでお世話をしてくれた感謝の気持ちで包みますが、請求される場合もあるようです。

金額は法要の際に包むお布施と同程度が目安で、付き合いの程度やお墓の大きさに応じて3〜20万円が一般的です。

入檀家料

改葬先が寺院墓地で檀家になる場合は、入檀料がかかる場合もあります。

お布施のため金額の規定はないものの、9〜30万円が相場のようです。

墓地管理費

また敷地内の掃除や設備の修繕などには、墓地管理料がかかります。

公営霊園で2,000円〜、民営霊園で5,000円〜、寺院墓地で1万円〜が一般的な年間費用です。

遺骨の再火葬料

土葬の遺骨を別の墓に移す場合や、複数の骨壷を1つにまとめる場合は再火葬が必要です。

改葬手続きの際、役所に再火葬希望の旨伝えると火葬の案内もしてくれます。

費用は市町村によって異なりますが、相場は5千円〜4万円を見ておけばよいでしょう。

戒名料

改葬先が寺院墓地や一部の民間霊園で、戒名を授かる場合は戒名料 (僧侶へのお布施) が発生します。

改葬元で戒名があっても宗派が違う場合は、戒名の付け直しが求められる場合があります。

戒名授与のお布施の相場は約30〜50万と言われていますが、お寺や位号によって異なるため、改装先の管理者へ確認することをおすすめします。

改葬の引っ越す種類

改葬の引っ越す種類として、一般墓・永代供養墓・樹木葬があります。

一般墓

一般墓とは墓石を建てて、家族で引き継いでいく形の継承者を必要とするお墓です。

費用は墓石の大きさや区画の広さなどで上下しますが、相場は約100万円から高くて300万円以上するため、他のお墓のスタイルに比べ一番費用が高くなる傾向にあります。

永代供養墓

永代供養墓とは、家族の代わりに墓地の管理者が供養や管理を行ってくれる、承継者を必要としないお墓です。

一般的には他の人の遺骨と一緒に埋葬される合祀墓となるケースが多く、墓石を個別で建てる必要はなく墓地側で墓標を建造します。

そのため費用は一般墓に比べ抑えられる場合が多く、5〜30万円/1柱 (遺骨の数え方) が相場となります。

個別区画を選択できる場合もありますが、一定期間が過ぎると合祀墓に移され、他の人の遺骨と一緒に埋葬されることが多いです。

合祀墓に移されると遺骨を取り出せなくなるため、期間などは事前に管理者に確認しておくとよいでしょう。

樹木葬

樹木葬とは一般墓のような墓石を使用せず、樹木を墓標とするお墓の形です。

承継者が不要で、費用は比較的抑えられるのがメリットです。

費用の相場は、合祀型・集合型・個別型で変わりますが、約10〜150万円で見ておけばよいでしょう。

樹木葬について詳しく知りたい方は、別の記事でご紹介していますので是非読んでみてください。

改葬のメリット

改葬のメリットには主に以下のようなメリットがあります。

  • 親族が集まりやすくなる
  • 後継者問題を解決することができる
  • 維持費が不要な墓を選択すれば経済的にも負担を減らすことができる

改葬のデメリット

一方で改葬には以下のようなデメリットがあることも覚えておきましょう。

  • 費用がかかる(100万以上)
  • 親族間で意見が分かれることがあり、トラブルが起きる可能性も。
  • 遺骨の回収ができないこともあるため

改葬の費用を抑えるコツ

改葬には費用がかかることで二の足を踏んでしまいがちですが、以下のように費用を抑えるコツもあるため検討することをおすすめします。

  • 墓じまい助成金 (最大約20万円) を実施している場合があるため自治体に相談する。
  • 改葬先に、合祀墓や樹木葬など比較的安価なお墓を選択する。
  • 複数ある骨壺を一つにまとめる。(ただし再火葬が必要)
  • 墓じまいや新しい墓の購入や建立、納骨費用を複数の石材店から相見積もりを取る。
  • 改葬元で檀家となっている場合、離檀料に関して寺院と相談する。

記事全体のまとめ

本記事では、改葬の費用とその内訳、費用を抑えるコツについて解説しました。
また、改葬のメリット・デメリットにも触れ、改葬先の種類についても紹介しています。

改葬にかかる費用には大きく分けて、「現在のお墓の墓じまい費用」と「新しいお墓にかかる費用」がありました。

具体的には、改葬元の墓や遺骨の撤去費用、改葬先での新しい墓石の購入・建立費用です。

その他にも、改葬許可申請の手続きにかかる費用や、離檀料・入檀料、永代使用料や墓地管理料などがあることも覚えておきましょう。

改葬先に合祀墓や樹木葬を選択したり、補助金を申請できるかも調べておくと、改葬費用を安く抑えられるかもしれませんね。

自分や家族に負担なく、故人に会いに行くためにも、手続きや費用を把握した上で改葬を検討できると安心ですね。改葬に関するご相談は「感謝のお葬式」へのお電話をおすすめします。

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