・葬式に適切なコートがない場合は通販や喪服専門店などで購入できる
・コートと併せて確認しておきたいマナーは「靴下・ストッキング」「マフラー」「マスク」
葬式に参列するためにコートを選ぶ際に、どの色が適切なのか、素材や柄のマナーはあるのか悩んでいませんか？
季節や地域によっては寒さを凌ぐためにコートを着て、葬式に出席することもありますが、マナーを理解しておかないとご遺族や周りからマナー違反だと思われてしまいます。
特に親族や仕事の関係者、上司なども出席する場合はより一層マナー違反をしたくないと感じると思います。
そこで、今回は葬式に出席してもマナー違反と思われないコートの色・素材・柄についてご紹介していきます。
また、種類のマナーだけでなく、葬式に適しているコートがない場合どこで買えばいいのか、選ぶ際の注意点も解説しますので、持っていない方もご安心ください。
そのため、本記事を読むことで下記のような葬式のコートに関連する悩み・不安を解決することができます。
・コートを持っていない場合、又は葬式に適しているコートがない場合はどこで買えばいいのか
葬式でコートの色・素材・柄はどれが適切なのか、マナーや注意点を解説していきます。
葬式でコートを選ぶ際のポイントは色・素材・柄
葬式に出席する際に着用するコート。選ぶ際にどこを気を付けた方がいいか迷う方も多いと思います。
マナー違反と思われないためにも抑えておくべきポイントは色・素材・柄の3つです。
それぞれの詳細を解説していきます。
色
1つ目のポイントは色です。
まずコートを選ぶ際に、コート自体の色に気を付けるかと思いますが、基本的には黒色を選びましょう。
また、黒色以外の選択肢としてはグレーや紺色などの黒に近い色でも問題はありませんが、黒色が理想です。
赤・青・オレンジなどの派手な色は葬式には適していないため避けましょう。
素材
2つ目のポイントは素材です。
レザーやウール、毛皮やカシミヤなどコートといっても様々な素材がありますので注意が必要です。
葬式ではカシミヤやウールなどの素材が望ましいとされています。
毛皮やレザーなどの動物の皮を利用した素材は殺生を連想させることから、避けましょう。
柄
3つ目のポイントは柄です。
コートには柄や刺繍などが入っている種類もありますが、葬式では無地が好ましいです。
葬式では目立たないことを意識することが重要です。
一部であっても刺繍や柄があるとおしゃれとしてのコートではないのか、と認識されてしまう可能性もありますので無地を選びましょう。
また、ダッフルコートやダウン、ファーやフードがついている種類についても葬式には適していません。
・色は基本的に黒色。準備できない場合は黒色に似た紺色やグレーなどを準備。
・素材についてはウールやカシミヤなどが適切。毛皮やレザーなどは避ける。
・柄は無地を選ぶ。一部であっても刺繍などの柄があると目立ってしまうので注意が必要。
葬式のコートを持っていない場合は購入かレンタル
過去に葬式に出席したことがある方や親族から適切なコートを借りることができる場合は、問題ありません。
しかし、葬式に適したコートがない場合は短期間で準備をする必要があります。
今回は、コートを持っていない場合の対処法として、「通販や専門店で買う」「レンタルを利用する」の2つご紹介。
通販や専門店で買う
まず葬式に適したコートがない時、購入を検討するかと思います。
購入する場合、通販にするか専門店に行ってみるのかどちらが適切なのか気になりませんか？
それぞれメリット・デメリットがありますので解説していきます。
通販で購入する場合
通販で購入する場合のメリット・デメリットをご紹介していきます。
メリット
通販で購入する場合のメリットとしては、大きく下記の3つです。
②実店舗よりも安く購入することができる可能性が高い
③品切れで求めていた種類が品切れである可能性が低い
通販であればどこにいても購入することができるため、わざわざお店に行く必要がなく時間の節約もできます。
更に複数のブランドの中から求めている種類を選定することができます。
しかし、メリットだけでなくしっかりデメリットもありますので解説していきます。
デメリット
通販で購入する場合のデメリットとしては、大きく下記の3つです。
②写真で見ていた色・素材と実際の商品が異なる場合がある
③配送が遅れて間に合わない可能性がある
通販の場合は画像や動画を参考に選定をする必要があるため、実際に試着して大きさ・素材・色を確認できません。
更にやむを得ない事情があり配送が遅れてしまうと、葬式までにコートが届かないこともありますので注意が必要です。
専門店で購入する場合
専門店で購入する場合のメリット・デメリットをご紹介していきます。
メリット
専門店で購入する場合のメリットとしては、大きく下記の3つです。
②欲しいと思ったらすぐに購入することができる
③色や素材についてもその場で確認ができ、分からないことがあれば店員に聞くことができる
実際にコートを試着したり、色や素材について気になることがあれば店員にお聞きできるのは大きなメリットではないでしょうか。
勿論、専門店で買う場合についてもデメリットがありますので、把握しておきましょう。
デメリット
専門店で購入する場合のデメリットとしては、大きく下記の3つです。
②在庫がない場合は買うことができず、種類も限られている
③移動時間がかかる
通販の場合、セールやお得なクーポンが配布されていることもあるため専門店で買う場合は比較的高額になってしまうことも。
更に求めていた種類がお店にない場合は購入することができず、取り寄せることができたとしても葬式に間に合わない可能性もあります。
レンタルを利用する
購入する場合の通販・専門店でのメリット・デメリットを解説しましたが、購入をしないでレンタルすることもできます。
レンタルする場合にもそれぞれメリット・デメリットがありますので把握して、ご自身で最適な対処法を選定しましょう。
レンタルをする場合のメリット
レンタルをする場合のメリットは下記2点です。
②店員がいるため相談ができる
レンタルする場合は基本的にレンタルすることができるお店に行って借りるため、店員にコートの種類や素材について確認することができます。
更に、購入するよりもレンタルの場合は安いためお財布にも優しいです。
レンタルをする場合のデメリット
レンタルをする場合のデメリットは下記2点です。
②期限内に返却しないといけない
レンタルの場合は返却する必要があるため、葬式が終わり次第お店に行く必要があります。
また、法事などで利用する場合は再度レンタルする手間がかかります。
・葬式に適したスーツがない場合は、購入・レンタルの選択肢がある
・それぞれメリット、デメリットがある
葬式でコートと併せて理解しておきたいマナー2選
葬式のコートのマナーや持っていない場合の対処法について解説していきました。
しかし、コートのみのマナーを理解しても、その他の内容でマナー違反をしてしまうと、コートをマナーを守っても意味がありません。
そのため、コートだけでなく併せて本記事では「マフラー」「マスク」の2点を解説。
マフラー
1つ目のマナーはマフラーです。
基本的にコートを着用する場合は防寒対策ですので、マフラーも併せてマナーを理解しておきましょう。
マフラーについてはコートと同じ黒色無地を選び、光沢がないおしゃれと思わない種類を選定しましょう。
素材についてもウール素材などが適していますので、事前に準備しておきましょう。
マスク
2つ目のマナーはマスクです。
喉の乾燥や病気の感染予防として特に冬場はマスクをつける方が多いと思います。
葬式に出席する際の服や持ち物は黒色が多いが、マスクで黒色は問題ないのか気になりませんか？
基本的にマスクを葬式でつける場合は、黒色だとおしゃれとしてつけていると思われてしまう可能性もあるため、白色無地をおすすめします。
素材についても、不織布を選ぶことが望ましいです。
万が一マスクを忘れていたとしても、薬局やコンビニで購入することができますので購入してみてはいかがでしょうか。
・マフラーは黒色無地でウール素材が適している
・葬式に適しているマスクは白色無地で不織布
記事全体のまとめ
本記事では、葬式に適しているコートの種類や、併せて理解しておきたいマナーについて解説しました。
・コートは黒色無地でカシミアなどの素材が葬式に適している
・葬式に適したコートがない場合は、購入するかレンタル
・コートと併せて理解しておきたいマナーとしてマフラー・マスクをご紹介
葬式に出席をして風邪をひかないよう、しっかりマナーを守った防寒対策をしましょう。
