ハンカチを葬式の際に持参する場合、タオルハンカチの素材にマナー違反なのか悩みませんか？

夏場の暑い時期などは吸水性の高い「タオルハンカチ」を持ち歩いており、マナー違反でなければ持参したいですよね。

そのため、ここでは葬式でタオルハンカチを持参してもいいのか、色や柄、デザイン、大きさなどのハンカチマナーを解説していきます。

更に、ティッシュ・ネクタイ・腕時計のマナーについても理解すると、より迷わずに併せて準備することができます。

本記事では下記のような悩みや不安を抱えている方必見。

この記事を読むことでタオルハンカチは葬式に適しているのか、ハンカチに関連するマナーを理解することができます。

葬式でタオルハンカチは避けた方がいい

一般的に、葬式ではタオルハンカチは避けた方がいいとされています。

葬儀の場ではフォーマル且つ吸水性の高い「綿」「麻」「ポリエステル」が適しています。

「タオル生地」「シルク」は光沢があり葬式には適さないと言われていますので、避けましょう。

葬式でタオルハンカチに関連マナーについて

ハンカチのマナーを守るためには、生地以外にも注意が必要です。

会場で使用するハンカチと同様に守るべきマナーがあります。

ここからは、タオルハンカチを選ぶ際の色・柄やデザイン・大きさのポイントについて説明します。

色

葬式で持つハンカチは白が最も適していますが、最近では黒・グレーでも問題ないとされています。

一方で赤・青・黄色などの原色、カジュアルな印象のピンクなどはマナー違反となるため注意しましょう。

柄やデザイン

ラメ入りなどの華美な装飾、ポップな水玉やカジュアルなチェックなどの柄は、弔事にはふさわしくないため避けましょう。

大きさ

葬式で使用するハンカチは、控えめで目立たぬよう、通常のものよりも小さいものが適切とされています。

また、男性の場合スーツのズボンに入れておくことが一般的なため、ハンカチがズボンの中でかさばらぬよう考える必要があります。

通常のハンカチは約40cmの正方形ですが、葬式用のタオルハンカチは生地の大きさも考え、約20~25cmがおすすめです。

葬式でタオルハンカチ以外のマナーについて

またハンカチマナーと同様に、葬式に参列する際の持参品にもそれぞれマナーがあるため注意が必要です。

ここでは、タオルハンカチ以外に持参品として、「ティッシュ」「ネクタイ」「腕時計」を選ぶ際のマナーについてもご紹介します。

ティッシュ

ティッシュも身だしなみとして持っておくべきです。

ティッシュペーパーを入れるカバーも、ハンカチと同様の基準で選びます。

派手で目立つものは避け、色は白・黒・グレー、柄やデザインも無地を基本としたものとしましょう。

ネクタイ

葬式ではフォーマルな装いが求められるため、弔事用ネクタイを着用します。

基本的に弔事用ネクタイは黒無地がふさわしいとされています。

素材や柄にも気を付ける必要があり、光沢のあるものやストライプ柄・刺繍の入ったものは避けることをおすすめします。

続いて太さと幅ですが、細身のものはカジュアルな印象を与えてしまうため一般的な太さを選びましょう。

結び方と長さにも注意が必要で、結び方は一般的なプレーンノットかセミウィンザーとします。

葬式では、結び目の下に出るディンプル(くぼみ)は、華やかな印象を与えるため作らない方が無難です。

また、長さはズボンのベルトにかかる程度に調整しましょう。

腕時計

葬式では装飾品の着用は好ましくありませんが、腕時計は問題ないとされています。

男女ともに腕時計はあまり気にしなくても大丈夫ですが、明らかに派手であったり、あまりにもハイブランドすぎる物は避けましょう。

また、スマートウォッチや携帯電話を時計代わりとするのもタブーとされる場合がありますので要注意です。

記事全体のまとめ

本記事では、葬式でのハンカチマナーについて解説しました。

ハンカチ以外にも身だしなみとして、ティッシュ・ネクタイ・腕時計のマナーも抑えておく必要があります。

突然の訃報にも慌てぬよう、葬式に参加する際の装いや必需品を事前に準備しておくと安心でしょう。