猫の葬儀を後悔なく行うために理解しておきたい流れや注意点を解説!

大切な猫との別れは突然やってくることが多く、悲しみの中で何をすべきかわからなくなるものです。

「猫の葬儀はどう進めればいい?」「後悔しないためには何が必要?」と、不安になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、猫の葬儀を丁寧に行いたい飼い主のために、葬儀の流れ・費用相場・注意点をわかりやすく解説します。

最後まで読むことで、猫との最後の時間を悔いなく過ごすために、必要な知識と選択肢を整理できます。

感謝の気持ちを込めた見送りができるよう、正しい情報を押さえておきましょう。

また、感謝のお葬式では猫の葬儀にも対応していますので、「猫の葬儀を行いたい」「猫の葬儀はどうすればいいのか」などの疑問がありましたら、ぜひご相談ください。

感謝の終活 成城サロン
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営業時間
10:00~17:00 土日祝も営業
(事前予約いただければ上記時間外も対応いたします。)
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お電話・ご希望の場所(施設・ご自宅など)への訪問でのご相談もお受けしております。

猫の葬儀を行う際に理解しておくべき内容や流れ

猫の葬儀を行う際に理解しておくべき内容として、猫の葬儀に必要な基本知識と手続き、猫が亡くなった直後にやるべき対応、火葬・葬儀までに保冷や安置ですべき対処をご紹介。

猫の葬儀を行う際に理解しておくべき内容
  • 猫の葬儀に必要な基本知識と手続き
  • 猫が亡くなった直後にやるべき対応と流れ
  • 火葬・葬儀までに保冷や安置ですべき対処

猫の葬儀に必要な基本知識と手続き

猫の葬儀には、人間の葬儀のような厳密な決まりはありません。

そのため、飼い主様ご自身が納得できるお別れの形を選ぶことが大切です。

犬を飼っていた場合は狂犬病予防法に基づき死亡届を提出する義務がありますが、猫の場合、予防接種に関する規定がないため、死亡届を提出する必要はありません。

マイクロチップを装着している場合については、「犬と猫のマイクロチップ情報登録」で死亡届出を行う必要があります。

また、もしペット保険に加入している場合は、忘れずに解約手続きを行う必要があります。

葬儀に関する不明な点があれば、ペット葬儀に対応している葬儀社に随時相談することをおすすめします。

猫が亡くなった直後にやるべき対応

猫が亡くなった直後、悲しみで何も手につかなくなるかもしれませんが、まずは猫の死亡を冷静に確認することが大切です。

心拍や脈の停止、呼吸の有無、瞳孔が開いたままで光に反応しないか、体温が低下しているかなどを確認しましょう。

もし判断に迷う場合は、かかりつけの動物病院に連絡して確認してもらうのが良いでしょう。

死亡が確認できたら、愛猫の体を清めてあげましょう。

温かいタオルで全身を優しく拭き、ブラシで毛並みを整えます。口、鼻、目、肛門から体液が漏れることがあるため、ガーゼなどを当てて拭き取ると良いでしょう。

死後硬直は亡くなってから約2〜3時間で始まり、手足や首から徐々に固まります。

硬直が始まる前に、目をそっと閉じさせ、手足を胸の方に優しく折り曲げ、眠っているような自然な姿勢に整えてあげると良いでしょう。

死後硬直が始まった後に無理に体を動かすと、破損の原因になる場合があるので注意が必要です。

死後硬直は亡くなってから12〜18時間ほどで徐々に緩んできます。

火葬・葬儀までに保冷や安置ですべき対処

愛猫の体をきれいにして姿勢を整えたら、ご遺体が傷まないように安置する必要があります。

ダンボール箱やペット用の棺など、猫の体より一回り大きいものを用意し、中にペットシーツや新聞紙を敷きます。

遺体を優しく寝かせ、頭とお腹のあたりを中心に複数の保冷剤やドライアイスを当ててしっかりと冷やしましょう。

保冷剤は溶けてきたらこまめに交換することが大切です。

安置する場所は、直射日光が当たらない涼しい部屋を選び、エアコンなどで室温を低く保つようにしましょう。

特に夏場は20度以下が望ましいとされています。ご自宅での安置はあくまで一時的なもので、夏は1〜2日、冬は3〜4日程度が目安です。

腐敗が進む前に、早めに火葬を行うことをおすすめします。

安置期間中、愛猫が好きだったおもちゃやおやつをお供えしてあげることもできます。

猫の葬儀の種類とそれぞれの流れを紹介

猫の葬儀では合同火葬、一任火葬、立会い火葬、訪問火葬などの種類があります。

猫の葬儀を行う際に理解しておくべき内容
  • 猫の葬儀に必要な基本知識と手続き
  • 猫が亡くなった直後にやるべき対応
  • 火葬・葬儀までに保冷や安置ですべき対処

合同火葬

他のペットと一緒に火葬・供養する方法です。

費用を最も抑えられるのが特徴ですが、ご遺骨は他のペットと一緒になるため、返骨されないことがほとんどです。

忙しくて立ち会えない方や、費用を重視する方におすすめです。

一任火葬(個別火葬・立ち会いなし)

火葬やお骨上げなどの全てをスタッフに任せる方法です。

個別に火葬されるため、ご遺骨を返骨してもらうことができます。忙しくて立ち会えないけれど、遺骨は手元に残したいという方に適しています。

また、悲しみが深くご自分でお骨を拾うのが難しい方や、他の動物が苦手な猫のために個別で火葬してあげたい方にも選ばれています。

立会い火葬(個別立会火葬)

飼い主様ご自身が火葬に立ち会い、お骨上げも自分で行う方法です。

人間のお葬式と同じように、大切な愛猫の最期までしっかりと見届けたいと考える方におすすめです。

ご家族全員で最後のお見送りができる点が大きなメリットです。

訪問火葬

火葬設備を搭載した専用の車がご自宅まで訪問し、自宅周辺で火葬を行う方法です。

霊園に出向く負担がなく、住み慣れた自宅のそばで最後のお別れができる点が人気です。

場所や時間の融通が利きやすく、その日のうちにご遺骨を受け取ることができます。

葬儀会社によって対応していない形式もありますので、まずは葬儀会社にご相談ください。

猫の葬儀全体の流れと所要時間

猫が亡くなった後の流れとしては、まずご遺体を適切に安置した後に、葬儀業者と相談し、葬儀の種類や具体的な内容を決定します。

葬儀を行う場所へ向かうか、訪問火葬の場合は火葬車がご自宅に来てくれます。

実際の葬儀では、お線香を焚き、ご家族でお別れの時間を過ごします。

約30分程度セレモニーを行い、その後遺体の火葬が行われます。

火葬にかかる時間は、選択した葬儀の種類によって異なり、合同供養で30分〜、一任火葬で50分〜、立会い火葬で60分〜が目安とされていますが、猫の体重によって変動することがあります。

火葬が終わると、ご遺骨を骨壺に収めます(お骨拾い)。

返骨を希望しない場合は業者により納骨室で供養され、返骨を希望する場合は自宅の仏壇に納めたり、庭に埋葬したりするなどの供養に進みます。

自宅で行う猫の葬儀の進め方と注意点

自宅で猫の葬儀を行う場合、「訪問火葬」という形式が一般的です。

これは、火葬設備を搭載した車両がご自宅まで来てくれるため、火葬所へ出向く必要がなく、住み慣れた場所でゆったりと最期のお別れができるというメリットがあります。

ご家族が揃う時間に合わせて葬儀を始められるなど、時間の融通が利くことが多いでしょう。

自宅での葬儀の場合、服装は喪服にこだわる必要はなく、黒やグレーなどの落ち着いた平服でも問題ないとされています。

自宅の庭に火葬後の遺骨を埋葬することも、私有地であれば可能です。

しかし、公園や山林などの公有地、または他人の私有地や賃貸マンション・アパートの庭に埋葬することは法律で禁止されており、罰金や刑罰が科される場合があるので注意が必要です。

また、遺体をそのまま土葬することも可能ですが、腐敗臭や野生動物に掘り起こされるといったトラブルにつながる可能性があり、あまり推奨されていません。

猫の葬儀にかかる費用相場

猫の葬儀にかかる費用の相場やその他費用について解説。

猫の葬儀費用の目安と相場

猫の葬儀にかかる費用は、選ぶ葬儀の種類によって大きく異なりますので、目安の金額をご紹介。

実際の金額は状況によって大きく異なりますので、必ず葬儀社に確認しましょう。

合同火葬

約1万円から3万円程度です。

一任火葬(個別火葬・立ち会いなし)

約1万円から5万円程度です。

立会い火葬(個別立会火葬)

約1万円から5万円程度です。

訪問火葬

約2円から4万円程度です。

供養方法

火葬後の供養方法によっても費用は変わります。

納骨堂は数十万円、合葬墓は1万円〜3万円、個別墓は10万円〜30万円、人と一緒に入れる納骨堂・墓は6万円〜100万円、自宅に仏壇を設ける場合は1万円〜5万円が目安とされています。

その他費用

これらの基本的な火葬料金に加え、骨壺、骨壺ケース・袋、メモリアルグッズなどが別途かかる場合があります。

僧侶による読経を依頼する場合はお布施が必要になることもあります。

また、訪問火葬では燃料費や出張費が加算されることもあります。

費用を抑えるために知っておきたいポイント

猫の葬儀費用を抑えたい場合は、合同火葬が最も安価な選択肢となります。

また、自治体に依頼して火葬してもらう方法も、費用が数千円程度と非常に安価ですが、遺骨は返却されないことが一般的です。

もし火葬の費用が難しい場合でも、自治体に依頼するか、私有地での土葬を検討することもできますが、土葬は腐敗臭や野生動物による問題が起こる可能性があるため、あまり推奨されません。

高額請求を避けるための見積り確認の方法

ペットの葬儀において「料金」を重視する飼い主様は多いですが、費用ばかりに目を向けて最低限のサービスを選ぶと、後で後悔が残る可能性があります。

そうならないためにも、事前にインターネットの体験談や火葬会社の情報、見積もりなどを参考に、ご自身で予算を決めておくことが大切です。

複数の業者から相見積もりを取ることも、費用を比較検討し、適正な価格でサービスを受けるための一つの方法です。

業者のホームページを確認し、お客様からの声や評判が掲載されているか、その内容が信頼できるものかどうかもチェックしましょう。

最終的には、業者の担当者と直接話し合い、誠実で丁寧な対応をしてくれるかを見極めることが大切です。

猫の葬儀でトラブルを避けるための注意点

猫の葬儀でトラブルを避けるための注意点として、悪徳業者を見極めるチェックポイント、信頼できる葬儀社の選び方、トラブルが起きた際の対処法について解説。

猫の葬儀でトラブルを避けるための注意点
  • 悪質業者を避ける
  • 信頼できる葬儀社の選び方
  • トラブルが起きた場合の対処法

悪質業者を避ける

残念ながら高額請求やペットの遺体遺棄といった悪質なトラブルが発生するケースも報告されています。

このようなトラブルに巻き込まれないためには、業者選びを慎重に行う必要があります。

避けるためのポイントとして、電話対応が誠実か、しつこい営業をしてこないなどがあります。

信頼できる葬儀社の選び方

葬儀社を選ぶ際には、ご自身が何を最も重視するかを明確にすることが大切で、どの業者を選ぶにしても、不明な点があれば、納得がいくまで担当者に質問し、説明を求めることが重要です。

無料の電話相談を受け付けている業者も多く存在しますので、気軽に問い合わせてみるのも良いでしょう。

トラブルが起きた場合の対処法

信頼できる業者選びのポイント(協会加盟の確認、お客様の声の確認、担当者との誠実なコミュニケーションなど)を事前にしっかり行うことが、トラブルを未然に防ぐ上で非常に重要であると示唆されています。

猫の葬儀後にしてあげたい供養の方法

葬儀後の供養方法についてご紹介。

供養方法

火葬が終わった後、ご遺骨をどのように供養するかは、飼い主様の気持ちや状況に合わせて様々な選択肢があります。

供養方法
  • 納骨・埋葬
  • 合同墓地
  • 個別墓地
  • 納骨堂
  • 手元供養
  • 自然葬
  • 自宅の庭への埋葬
  • 散骨

納骨・埋葬

ペット霊園のお墓や納骨堂にご遺骨を納める方法です。

合同墓地

他のペットと一緒に納骨される共同のお墓です。ペット霊園が管理してくれるため、個別のお墓の管理が難しい方や頻繁にお参りに行けない方におすすめです。

個別墓地

人間のお墓と同じように、愛猫だけのお墓を設ける方法です。墓石や墓地を用意するため費用はかかりますが、多頭飼いの方や、人間と同じように手厚く弔いたい方に選ばれています。

納骨堂

一時的にご遺骨を預けられる場所で、霊園が管理していることが多いです。個別墓地にするか迷っている場合に一時的に預けるのに適しています。

手元供養

火葬後のご遺骨を自宅に置き、供養する方法です。

ペット用の小さなお仏壇を用意したり、キーホルダーやペンダントに入れて日常的に持ち歩いたりすることで、「遺骨になってもずっと一緒にいたい」という気持ちを叶えられます。

長期保管は可能ですが、ご遺骨は湿気に弱いため、定期的に骨壺の蓋を開けるなど湿度管理に注意が必要です。

自然葬

ご遺骨を自然に還す方法で、樹木葬、お花畑葬、空中葬、海洋葬などがあります。

自宅の庭への埋葬

ご自身の私有地であれば可能です。愛猫がお気に入りの場所だったり、いつも近くに感じていたい場合に選ばれます。

散骨

ご遺骨を粉末状にして、海や山などに撒く方法です。ヘリコプターで空中から散骨する「空中葬」や、フェリーなどで沖に出て海へ散骨する「海洋葬」などがあります。

ただし、散骨が許可されている海域や土地であるか、事前に業者に確認することが重要です。

原型をとどめたままの散骨は法律違反となる場合があり、また、市町村によっては条例で散骨が禁止されている地域もあるため、注意が必要です。

大切なのは形式にとらわれすぎず、愛猫への弔いの気持ちを第一に進めることです。

猫の供養におすすめのグッズと習慣

手元供養を選ぶ場合、ペット用の小さなお仏壇を設けたり、ご遺骨の一部をキーホルダーやペンダント、遺毛ケース、ぬいぐるみなどのメモリアルグッズに入れて供養することが可能です。

自宅に骨壺を置く場合、必ずしも専用の仏壇である必要はなく、ご家族の近くに置いて、お花やおやつなどをお供えするだけでも供養になります。

人間の法要と同様に、初七日忌日、四十九日忌、百か日忌、一周忌、三回忌といった時期がありますが、必ずしも全てを行う必要はなく、飼い主様の都合に合わせて弔うことが大切です。

猫の葬儀に関するよくある質問

猫の葬儀に関するよくある質問をご紹介。

猫の葬儀は自治体でも対応してもらえる?

はい、猫の葬儀を自治体に依頼することは可能です。お住まいの市区町村役場に連絡すれば、ご遺体の引き取りに応じてくれるでしょう。

自治体での火葬は、他の業者に比べて費用が非常に安価であるという特徴がありますが、自治体で火葬する場合、ご遺骨は返骨されないことが一般的です。

自治体によっては、ペットの死骸を一般廃棄物として扱う場合もあります。

そのため、ご遺骨を手元に残して供養したいと考えている場合は、ペット霊園やペット火葬業者に依頼することを検討した方が良いでしょう。

自治体ごとの対応は異なるため、詳細はお住まいの地域の役所に問い合わせて確認することをおすすめします。

どこに相談すればいい?

葬儀の方法の選択や、火葬への立ち会いの可否など、具体的な希望をしっかり対応してくれる業者がおすすめです。

多くの業者は無料の電話相談を受け付けているので、不明な点を気軽に質問してみましょう。

他のペットと一緒に葬儀をしてもよい?

はい、他のペットと一緒に葬儀をすることは可能です。

「合同供養」または「合同火葬」と呼ばれる方法がそれに該当します。この方法では、他の家庭のペットたちと一緒に火葬され、供養されます。

合同火葬の大きな利点は、他の葬儀方法に比べて費用を抑えられる点です。

しかし、複数のペットの遺骨が混ざり合うため、個別の返骨は受けられないことがほとんどです。

火葬後は、霊園の共同墓地や合同供養塔にまとめて埋葬されるのが一般的です。

返骨を希望せず、費用を抑えたい方や、忙しくて立ち会う時間がない方には適した方法と言えるでしょう。

記事全体のまとめ

愛する猫との別れは悲しいものですが、後悔なく送り出すための選択肢は多く存在します。

猫の葬儀には人間のような厳格なルールがないため、飼い主様がどのような形でお見送りしたいか、愛猫への感謝をどのように伝えたいかが最も大切になります。

猫の葬儀に関して悩みや相談事項がありましたら、ぜひ感謝のお葬式にご連絡ください。

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